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高血圧予防・改善にゴーヤ茶 を考察する [高血圧]

高血圧の予防・改善にゴーヤ茶が効果があるとよくいわれます。
確かにゴーヤ茶100g中にはカリウムが2500~4000mgくらい含まれています。(製品によって違いがあります。)
カリウムは体内の塩分(ナトリウム)を排出する働きがあり、高血圧の予防・改善には欠かすことのできない成分です。
このカリウム含有量、一般的に食卓で食べられている食材では、
たとえば100g中 ほうれん草690mg 玉ねぎ150mg キャベツ200mg 白菜(ゆで)160mg  かぼちゃ450mg サツマイモ460mg キュウリ600mg 小松菜500mg レタス460mg 納豆660mg
だいたいこんな具合です。
これらと比較してもゴーヤ茶に含まれるカリウム含有量がいかに突出しているかが分かると思います。

高血圧の予防・改善にゴーヤ茶は最適のお茶なのです。

しかしここできちんと認識しておかなければならないことがあります。
それはこのカリウムの含有量なのですが、確かにゴーヤ茶のお茶っ葉にはそのくらいのカリウムが含まれていますが、まさかお茶っ葉をそのままガリガリと食べる人はいないでしょう。お茶っ葉にお湯を注いで飲むことになります。
そこで問題になるのが、その抽出してできたお茶に含まれるカリウムの含有量になります。
ゴーヤ茶のお茶っ葉に含まれる約2500~4000mgのカリウムもお湯を注いで抽出してできたお茶一杯100mlには約13mgくらいしか入っていないのです。
だからと言ってゴーヤ茶が高血圧予防・改善に効果がないというのではありません。お茶の中にカリウムが約13mgも入っていることを考えると、間違いなく高血圧予防・改善には効果があります。
ただ、ゴーヤ茶を飲んでいるから特に野菜類からカリウムを取らなくても良い、と勘違いされては困るのです。
このことを良く理解した上で高血圧の予防・改善にゴーヤ茶を美味しく飲んでもらいたいものです。

追記  ゴーヤ(苦瓜にがうり)別名をツルレイシといいますが、九州・沖縄地方で約75%作られています。
近年では関東でも作られるようになりました。
ゴーヤ自体は、100g中 カリウム260mg カルシウム14mg マグネシウム14mg 含んでいて、高血圧の予防・改善はもとより骨粗しょう症の予防にも最適の食材です。
ゴーヤは炒めても苦くて、僕も年に数回食べる程度ですが、この成分を知る限り正しく健康食材であることが分かりますので、僕ももっとゴーヤを食べる回数を増やしたいと思います。

高血圧と動脈硬化:動脈硬化とは [高血圧]

動脈とは間単に言えば心臓から送り出される血液が通る血管のことです。
直径約3cmの大動脈~目に見えない毛細血管までとその長さは約5万km地球一周以上の距離になります。

動脈硬化とは文字通り動脈が硬くなることです。
なぜ硬くなるのかと言えば一般的には、血液のスピードと圧力により血管壁が損傷し、それを修復するために血液中のコラーゲンが付着しますが、この付着したコラーゲンが血管壁を厚くしてしまい血管自体が弾力性がなくなり硬くなると考えられています。

動脈硬化は脳卒中・心筋梗塞など様々な病気を引き起こします。

そしてこの動脈硬化の要因となる血管の損傷(血流のスピード・圧力)の非常に大きな原因となるのが高血圧です。
高血圧を予防することが動脈硬化を防ぐ最大のポイントになります。
(高血圧の要因については、高血圧を引き起こす要因の記事を見てもらえれば幸いです。)

追記
動脈の反対の心臓に血液を戻す静脈においては、心臓からの圧力がなく、流れる血液のスピードも圧力も小さく(10mmHg未満)、また静脈には血液の逆流を防ぐため一定間隔に静脈弁が付いているため(手足には2~4cmの間隔で付いています。)動脈硬化のような症状が起こらないと考えられています。

高血圧予防・改善とお茶 [高血圧]

お茶を飲むことは高血圧予防・改善の役に立ちます。
それはお茶に入っているカテキンとビタミンCの働きによるものです。
お茶の渋みはカテキンによるものだと思っていいでしょう。

高血圧予防・改善のためのカテキンの働きとは、
・血中の悪玉コレステロールを減少させ血液をサラサラにします。

高血圧予防・改善のためのビタミンCの働きとは
・細胞組織を作るコラーゲンを合成することから、血管を強化します。


一口にお茶といっても様々な種類のお茶があります。
煎茶・番茶・麦茶・ほうじ茶・ウーロン茶・紅茶などなど挙げればきりがありません。
お茶に入っているカテキンの量は大体どのお茶も同じくらいで、お茶の葉を急須に入れて3分間抽出したとすれば、お茶碗一杯100ml当たり約20mg前後のカテキンが入っていると考えられます。(このカテキンの量は抽出時間により変化します。抽出時間を長くすればするほどお茶碗に入るカテキンの量は増します。渋みも増すことから分かると思いますが。)

ではこの中で一番高血圧の予防・改善に効果があるお茶はというと、ズバリ煎茶になります。
なぜ煎茶になるかというと、お茶にはカテキンの他にビタミンCも含まれていますが、このビタミンCが煎茶には他のお茶と比べて2倍以上入っているからです。(ちなみに紅茶にはビタミンCはほとんど含まれていません。)ビタミンCはカテキンの働きを助けるという重要な役目もあります。

このカテキンとビタミンCが豊富に入っている煎茶こそが高血圧予防・改善には最適なお茶と言えるでしょう。

お茶自体、『朝茶は七里帰っても飲め』ということわざがあるくらい体に良い飲みものなのです。

追記 市販されている緑茶のカテキン含有量はというと、100ml中

お~いお茶 60mg お~いお茶濃い味 70mg ヘルシア緑茶 154mg カテキン緑茶 56mgとなっています。
(注)カテキン緑茶のカテキン含有量は、カテキンの中でもコレステロール低下作用の高いガレード型カテキン量が90%占めているため一概に比較できませんが。

カテキンは脂肪燃焼・ダイエットにも効果だあることで知られていますが、今日の記事では高血圧予防・改善の観点から考えたカテキンの働きのみを書いてみました。

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