SSブログ

下痢になったらノロウィルスを疑うこと

この冬は全国的にノロウィルスが猛威を奮っています。
横浜の病院では100人以上が集団感染し4人が死亡、宮崎の病院でも患者6人が亡くなっています。
今年のノロウィルスは変異型で人に免疫力がないのでこんなに流行していると思われます。
人の免疫力、抵抗力は個人により違いがあります。
ノロウィルスにかかって激しい嘔吐・下痢を引き起こす人もいれば、なんら症状がでない人、感染しても軽い下痢にしかならない人、様々のようです。
こうしたノロウィルスの症状が感染を拡大していると思われます。
今現在、医療機関では一日平均すると、毎日2~3人のノロウィルスの患者が確認されています。
軽い下痢になった場合でも、もしかしてノロウィルスに感染したのではないか?と疑う必要があります。
疑うことによって、トイレに行った際、食事を作る際に手洗いをまめにしたり他の家族への感染の予防をすることもできます。

ノロウィルスには治療薬はありません。
しかし、健康な人であれば感染してもなんら症状が出なかったり、嘔吐・下痢をしても1~2日で完治します。
気をつけなければならないのは、特に高齢者が感染した時など、嘔吐を起こした時に嘔吐物を喉に詰まらせて呼吸不全になったり、激しい下痢で極度な脱水状態に陥ることです。
今回、横浜、宮崎で亡くなった方達は、高齢者でほとんど嘔吐物を喉に詰まらせて息ができなくなり亡くなっています。

下痢になったからといって下痢止めの薬を飲むことは、ノロウィルスに感染している場合は逆効果になります。
人の体はノロウィルスが体内に入ると、嘔吐・下痢をしてノロウィルスを体外に出そうとします。
そこで下痢止めの薬を飲むと、ウィルスがいつまでも体内に留まることになり完治を遅らせることになります。
嘔吐はもちろん、下痢の症状が出たらノロウィルス感染を疑い早めに病院に行った方が良いと思います。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。