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免疫細胞マクロファージの働き:活性化を促すには [免疫力を高める]

免疫細胞の1つであるマクロファージは、白血球の1種で私達の体全体に存在します。
脳マクロファージ、肝臓マクロファージ、皮膚マクロファージといった感じで存在します。

この右の画像は、マクロファージがガン細胞を今まさに捕食している様子です。
マクロファージ2.jpg

マクロファージの働きとしては、

・体内に侵入してきた細菌・ウィルス等の病原体、また体内で発生したガン細胞を直接細胞内に取り込み、消化酵素で分解し消滅させます。

・傷ついたり死んだ細胞も食べて細胞内で消化します。

・病原体、またガン細胞の情報をいち早く他の免疫細胞に伝えます。

このようにマクロファージは免疫機能にとって大切な役割を果たしている免疫細胞です。

マクロファージを活性化することは、私達の免疫力を高める上でも重要なことです。

マクロファージの働きに間接的ですが貢献する物質はというと、ビタミンDLPS(リポポリサッカライドの2つです。

体内のビタミンDとLPS(リポポリサッカライド)を増やすことがマクロファージの活性化につながるのです。

糖脂質の一つであるLPSは、穀類、野菜、海草類、果物など様々な食品に含有されていて、日常的に摂取されているので問題ありません。
(肉類、魚類には含まれていません)

問題なのはビタミンDの方です。

ビタミンDが含まれている食べ物は、きのこ類、卵類、魚類(比較的多く含まれているのは、いわし・にしん・さんま・鮭です)に限られています。

きのこ、たまご100g中・・・約2μg

いわし、にしん、さんま、鮭100g中・・15μg~30μg

なかなか意識して食べないと、ビタミンDは摂取できないのです。

免疫力アップのためにも、時々は上記の魚を食べるようにしたいものです。

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免疫細胞でがんは防げる [免疫力を高める]

 僕は幾度も、免疫力を高めることが健康長寿にかかすことができない、
もちろん、がん細胞を攻撃し破壊するにも免疫細胞を活性か
化することが重要である、と書いてきました。

ところが、近藤誠さん(慶應義塾大学医学部放射線科講師)が書かれている本『医者に殺されない47の心得』の中に、【免疫力ではがんを防げない】という項目が出てきます。

その主張として言っているのは、「免疫細胞は,外から入ってきた異物を敵と認識してたたくのですが、がんは自己細胞が変異したものです。人間の免疫システムが、がん細胞を敵とみなさないからこそ、がんは発生したのです。」ということです。

まず最初に定義しておきたいことは、がん=ガン細胞が増殖した悪性腫瘍だということです。

『がん』と『がん細胞』をしっかり区別しておかなければなりません。

確かに、がん(悪性腫瘍)になったら免疫細胞の力ではどうすることもできないでしょう。

それについては近藤さんも書いていますが、免疫細胞療法をやった人の生存率が、がんをそのまま放置しておいた人の生存率よりも低いことからも分かります。

しかし、がん細胞一個に対して考えてみると、免疫細胞はがん細胞を非自己と認識し、攻撃し消滅させていると考えられます。

体内では一日3000~5000個のがん細胞が産まれているのです。

がん細胞を免疫細胞が攻撃し消滅させていなければ、人はたちまち、がん(悪性腫瘍)にかかり死んでしまうことでしょう。

免疫力は、20歳頃をピークに加齢とともに減少していき、高齢にもなると20歳ころの10%くらいになります。
免疫力.jpg

がんによる年齢別死亡率を見ると、
がん.jpg

60歳頃になると、免疫力はかなり低くなり、それと同時にがんで死亡する確率が各段位アップします。

免疫力の低下とがん(悪性腫瘍)の発生率は完全に反比例しているのです。

このことからも、『免疫細胞ではがんは防げない』という表現は間違いだと僕は思います。

免疫細胞は人ががん(悪性腫瘍)にかかるのを防いでいるのです。

がん細胞ががん(悪性腫瘍)になる状況は、例えていうと、20歳ころは、1個のがん細胞に対し10個の免疫細胞が攻撃してるが、高齢になると、10個のがん細胞に対し、攻撃しているのは1個の免疫細胞しかない、ということです。

若くても、なんらかの原因で免疫細胞が少ない、また働きが弱い、いわゆる免疫力が低い状態の人は、がん(悪性腫瘍)が発生しやすいということが言えると思います。

日頃から免疫力を高めることは、がん(悪性腫瘍)の発生を抑制するにも大事なことなのです。

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健康長寿を目指して (2)免疫細胞を活性化するには『きのこのβーグルカン』 [免疫力を高める]

中国では『毎日少しのきのこを食べることが長生きの秘訣』だと言われています。
なぜ、きのこを食べると長生き、言い方を変えると健康長寿につながるのでしょうか。

きのこを食べると長生きできると言われているのは、 きのこに含まれる『βーグルカン』の働きによるものです

近年よく健康食品等の宣伝で耳にする『βーグルカン』ですが。
βーグルカンとは、糖類の一種で高分子でできている多糖体の一つです。
βーグルカンはシイタケ・マイタケ・キクラゲ等、ほとんどのきのこに含まれています。

βーグルカンは高分子であるがゆえに腸では吸収できませんが、
腸内にその60%以上存在する免疫細胞を活性化させたり、免疫細胞の増殖を促す働きがあります。
このことは動物実験ですでに証明されているところです。
免疫細胞は体内の異常な細胞(ガン細胞、ウィルスや細菌に感染した細胞)を見つけ出し攻撃し除去する、
ほんとに重要な細胞です。
(免疫細胞といっても一つだけではなく何種類もあります。)
免疫細胞の数を増やし、その働きを活発にすることが自己体内の免疫力を高めるということになります。
免疫力を高め病気になりにくい体を作るのに、きのこ欠かすことのできない食材なのです。

免疫細胞はもともと自分の働きを良くしてくれるβーグルカンと結合し易い構造になっています。
βーグルカンを含むきのこを食べるということは直接的に免疫細胞を刺激し、活性化させます。
きのこの中でも特にマイタケはβーグルカンを多く含んでいるため、
昔からガンの予防に効果があると言われています。

きのこの生産量が日本一の長野県は長寿の県としても有名です。
長野県ではきのこを食べる機会も量も他の県と比べればおのずと多いことでしょう。
このことが長寿と関係があることは間違いないと思います。

僕もきのこが大好きでよく食べます。
きのこのコキコキというかシャキシャキというか、そういう食感が好きなのです。
これからも長生きするということもそうですが、少しでも病気にかかりにくい体質になるように日頃からきのこを食べることを心掛けていきたいと思います。





健康長寿を目指して (1)NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化するには『R-1乳酸菌』 [免疫力を高める]

健康長寿はもちろん僕も望みたいことであり、みんなの願いでもあると思います。
健康であるためには病気に掛からないことが一番であるのは誰もが分かっていることでしょう。
でも日常生活して行く上で病気にならずに健康を維持していくことほど難しいものはありません。
では、少しでも病気になりにくい体質、免疫力が高い体質を作るにはどうしたら良いのでしょうか?

今回は『NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化する』ことを取り上げてみたいと思います。

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは免疫細胞の一種で、
その働きは体内の異常な細胞(ガン細胞やウィルスに感染した細胞など)を見つけ出し攻撃します。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は私たちの命令なしに単独でこれを行い異常な細胞を除去するという正にすごい細胞です。

私達の体の中では一日に何千個~何百万個ものガン細胞が発生しています。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)がこのガン細胞を攻撃し除去しているため私達はガンにならなくて済んでいるといっても過言ではありません。。
このNK細胞(ナチュラルキラー細胞)ですが15歳をピークに加齢とともに減少していきます。
年を取るとガンに成り易くなるのはこれのせいもあるのでしょう。

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は血液中のリンパ球で常に全身をパトロールし異常な細胞を見つけては攻撃し除去しています。
しかしNK細胞の約60%は腸の中に存在します。
それもその筈、ウィルス等は人間の口から入ってくるのがほとんどで、食べ物に混在し腸に辿り着くため、
それらのウィルス等を除去するにはNK細胞も腸に多く存在する必要があるからです。

この腸内のNK細胞を活性化するには『R-1乳酸菌』が効果があることが分かってきました。
『R-1乳酸菌』がNK細胞を刺激し働きを活発にするのです。。
また『R-1乳酸菌』はNK細胞の発生をも促すと考えられています。

現在はスーパー・コンビニ等で『R-1乳酸菌』が入ったヨーグルトまた飲むヨーグルトが数多く販売されています。
乳酸菌の一種である『R-1乳酸菌』が入ったヨーグルトが、インフルエンザの流行の時期に品薄になるという現象が今年見られたのも、『R-1乳酸菌』に免疫力を高める効果があることが知れ渡ったせいです。

『R-1乳酸菌』を摂取し免疫力を高め病気に掛かり難くすることも、
健康を維持する一つの方法だと思います。






ストレスとナチュラルキラー細胞(NK細胞)の関係 [免疫力を高める]

 ストレスを溜めながら生活するということが健康に良くないのは誰しも分かっています。

なぜ健康に良くないのかを免疫細胞の一つであるNK細胞の働きから考えてみたいと思います。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

まず、ストレスを感じていると、交感神経が優位になります。

興奮しているとき、運動しているときもこの状態だと言えます。

逆に、寝ているとき、ゆっくりしているとき、心が穏やかなときは副交感神経が優位になります。

ストレス等を感じ交感神経が優位な状態になると、体内でどういうことが起きるのでしょう。

まず血管が収縮し血流が悪くなります。

そのせいで、体内をくまなくパトロールし、ガン細胞・病原菌等を見つけ次第、攻撃し破壊している血液中のNK細胞もまた十分な働きができなくなってしまいます。

また、交感神経が優位な状態だと、脳からの指令で、副腎から俗にストレスホルモンと呼ばれるアドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールが分泌されます。

このストレスホルモンの分泌がNK細胞の働きに悪い影響を与えるのです。

ストレスホルモンが分泌されると、まず、NK細胞があるリンパ球の働きを阻害します。

それと同時に、前の記事で書きましたが、NK細胞を活性化するサイトカイン(細胞作動物質)の生成も抑制されるようになります。

これらのことにより、NK細胞の活性が低下し体内の免疫力も弱くなってしまうのです。

風邪を引いたときなど、運動したり熱い風呂に入ったりしないで、ゆっくり寝ていた方が良いというのは、

そのことによって、交感神経ではなく副交感神経が優位な状態になり、NK細胞の働きも向上し免疫力も高まるからです。

なかなかストレスなく暮らすというのは難しいというのが現状ですよね。

まあ、それでも、家にいるときには意識的に横になる時間を作るのも免疫力を保持するのに必要なことだと思います。




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ストレスとナチュラルキラー細胞(NK細胞)の関係 [免疫力を高める]

 ストレスを溜めながら生活するということが健康に良くないのは誰しも分かっています。

なぜ健康に良くないのかを免疫細胞の一つであるNK細胞の働きから考えてみたいと思います。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

まず、ストレスを感じていると、交感神経が優位になります。

興奮しているとき、運動しているときもこの状態だと言えます。

逆に、寝ているとき、ゆっくりしているとき、心が穏やかなときは副交感神経が優位になります。

ストレス等を感じ交感神経が優位な状態になると、体内でどういうことが起きるのでしょう。

まず血管が収縮し血流が悪くなります。

そのせいで、体内をくまなくパトロールし、ガン細胞・病原菌等を見つけ次第、攻撃し破壊している血液中のNK細胞もまた十分な働きができなくなってしまいます。

また、交感神経が優位な状態だと、脳からの指令で、副腎から俗にストレスホルモンと呼ばれるアドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールが分泌されます。

このストレスホルモンの分泌がNK細胞の働きに悪い影響を与えるのです。

ストレスホルモンが分泌されると、まず、NK細胞があるリンパ球の働きを阻害します。

それと同時に、前の記事で書きましたが、NK細胞を活性化するサイトカイン(細胞作動物質)の生成も抑制されるようになります。

これらのことにより、NK細胞の活性が低下し体内の免疫力も弱くなってしまうのです。

風邪を引いたときなど、運動したり熱い風呂に入ったりしないで、ゆっくり寝ていた方が良いというのは、

そのことによって、交感神経ではなく副交感神経が優位な状態になり、NK細胞の働きも向上し免疫力も高まるからです。

なかなかストレスなく暮らすというのは難しいというのが現状ですよね。

まあ、それでも、家にいるときには意識的に横になる時間を作るのも免疫力を保持するのに必要なことだと思います。



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免疫力を高める:乳酸菌とナチュラルキラー細胞(NK細胞)の関係 [免疫力を高める]

 インフルエンザが流行する季節になると、R-1乳酸菌ヨーグルトを買う人が多くなります。

これはR-1乳酸菌が体内の免疫力を高め、インフルエンザの予防にも効果的だからです。

このことはすでに様々な研究、実験で実証されており、すでに皆さんも衆知していることでしょう。

R-1乳酸菌は腸内の環境を整え、腸内の免疫細胞を活性化する働きがあります。

ではR-1乳酸菌と免疫細胞の一つであるNK細胞はどのような関係にあるのでしょうか。

前の記事で書いたキノコに含まれるβグルカンのように、R-1乳酸菌は直接NK細胞を刺激し活性化するのでしょうか。

いや、ちょっと違うようです。

R-1乳酸菌の腸内での働きの一つに、免疫細胞であるT細胞を刺激し『サイトカイン』という物質を生成するというのがあります。

サイトカインとは、ラテン語でサイト(細胞)カイン(作動物質)という意味です。

そのサイトカインが直接NK細胞の活性化を促すことになります。

このように、R-1乳酸菌はβグルカンのように直接NK細胞に関与するのではなく、間接的にNK細胞の活性化の手助けをするのです。

腸内でのR-1乳酸菌は、間接的にNK細胞を活性化する以外にも様々な免疫細胞に関わり、その働きを活発にします。

R-1乳酸菌はヨーグルトとして手軽に摂取することができ、インフルエンザ流行の時期だけでなく、
常日頃から飲むことで体内の免疫力を保持することができる最適の食品だといえるでしょう。

ちなみに。免疫力は年齢とともに低下し、20歳頃をピークに40歳頃には半分に、高齢ともなれば若い頃の1割程度の機能しかなくなります。





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免疫力を高める:キノコはナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する [免疫力を高める]

 キノコには免疫細胞の中でも特に重要なナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する成分が含まれています。

キノコに含まれているβグルカンがその働きをします。

シイタケ・マイタケ・ブナシメジ・エリンギ・エノキダケなどのキノコには、

100g中大体2g程度のβグルカンが含有されています。

βグルカンは分解されずに腸内まで届き、腸内・腸の外壁に多く存在するNK細胞に働きかけ活性化するのです。

NK細胞が活性化することにより、おのずと免疫力も向上することになります。

ここで一つ気に留めて置かなければならないことがあります。

それは、βグルカンはなにもキノコ類にだけ含まれているものではありません。

海藻類・大麦類・酵母類などにも含まれています。

これらに含有されているβグルカンにも免疫細胞の働きを高める効果があります。

しかし、βグルカンには3種類あり、NK細胞に直接働き活性を促すβグルカンはキノコに含まれているβグルカンだけということです。

やはり免疫力を高め健康を保持するためにも、キノコ類を常日頃から食事に取り入れることが大事なことなのだと思います。





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免疫力を高める:ナチュラルキラー細胞(NK細胞)とは [免疫力を高める]

 外部から侵入してくる細菌・ウィルスまた体内で発生するガン細胞を攻撃、破壊する免疫細胞のひとつに、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があります。

このナチュラルキラー細胞(NK細胞)とは、いったいどういう細胞なのでしょうか。

NK細胞は白血球中のリンパ球の中に存在しており、体内を隈なく見回っています。

体内に『非自己(異常な細胞)』が侵入・発生していないか、常に監視しているのです。

NK細胞は、非自己(異常な細胞)を見つけると、

NK細胞は単独で攻撃し破壊します。

このどこからの命令・作用もなく、NK細胞単独で非自己(異常な細胞)をいち早く発見できる、
そして対処することが他の免疫細胞と大きく違う点です。

この働きからして、NK細胞は免疫細胞の中でも最も重要な細胞ということができます。



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免疫力とは [免疫力を高める]

 この頃よく『免疫力を高める』等の雑誌を見かけます。

ではそもそも免疫力とは何なんでしょうか?

インフルエンザを筆頭に、人は様々な細菌・ウィルスなどが外部から侵入してきます。

また、体内では一日に何千ものガン細胞が出来ています。

そのままにしておいたら、たちまち死にいたることになります。

ですから、それらの病原体を攻撃し破壊してしまわなければなりません。

その働きをするのが、大雑把に言えば『免疫細胞』であり、

その活性力をその人の免疫力と言えるでしょう。







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