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『カルシウムを牛乳から取る愚行』牛乳を考える(その3) 僕なりの考え [牛乳を考える]

『カルシウムが不足している。』と言われると、『それじゃ毎日牛乳を飲むことにしよう。』
と大勢の人が思うことでしょう。

しかしこの考えは間違っていると僕は思うのです。

カルシウムは体内ではその99%が骨や歯に存在しますが、残りの1パーセントは血液中に機能カルシウムとして存在します。
この1%のカルシウムの働きが人間にとってかなり重要になってきます。

この機能カルシウムの主な働きには、筋肉を収縮させたり(血管も含みます。)神経を安定させたり血液凝固に関係したりとまだまだ様々な働きをする必須ミネラルです。

そしてカルシウムのこの働きはマグネシウムの助けがあって初めて正常に働くのです。

ザックリ簡単に書くと、筋肉を収縮させるのがカルシウムで、筋肉を伸張させるのがマグネシウム、神経を安定させるのがカルシウムで興奮させるのがマグネシウムということが言えると思います。

ですから体内においてはこのカルシウムとマグネシウムのバランスが非常に大事になってきます。

摂取する際の理想のバランスは、カルシウム2に対しマグネシウム1と考えられています。
カルシウムとマグネシウムを2:1で摂取することが体にとって大切なことになります。
(カルシウムの方がマグネシウムより吸収率が悪いのでこのような摂取になります。)

もしマグネシウムが不足すると、筋肉のけいれんを引き起こしたり、うつ状態になったり、動脈硬化・心臓病を併発するおそれもあります。

それでは本題に戻り、なぜカルシウムを牛乳から取るのが間違いかというと、

牛乳100gには約100mgのカルシウムが含まれています。
しかし、マグネシウムは約10mgしか含まれていないのです。比率にすると10:1なのです。
これはカルシウムとマグネシウムの理想とするバランスから大きくかけ離れています。
このことから牛乳でカルシウムを取ろうとすると間違いなくカルシウム過多になってしまいます。

他のカルシウムを多く含む食材で、大豆類・魚類 を見てみると、カルシウムとマグネシウムをおおよそ理想に近い2:1で含んでいます。

また、前の記事で書きましたが、牛乳は脂質を多く含んでいて、決して健康に良い食品とは言えないと思うのです。

このことから、もしカルシウム摂取するのであれば、牛乳からではなく、大豆類・魚類から摂取した方が良いと僕は考えるのです。

『高血圧予防・改善に牛乳は効果がない!』牛乳を考える(その2) 僕なりの考察 [牛乳を考える]

よくネットを見ていると、『高血圧予防・改善に牛乳を飲みましょう。』的なことを書いているサイトをみかけます。

はたして本当に牛乳は高血圧の予防・改善に効果があるのでしょうか?

牛乳が高血圧の予防・改善に効果がある理由として挙げているのが、

牛乳を飲むことによって多くのカルシウムを摂取することができるからというのです。

確かに牛乳には100g当たり約100mgのカルシウムが含まれています。
これは食品の中でもトップクラスです。

カルシウム不足になると、カルシウムを貯蔵している骨からカルシウムが血液中に溶け出し、そのカルシウムが血管壁にくっついて血管を硬くたり、血液の流れを悪くし、その結果高血圧の原因になったり動脈硬化を引き起こしたりするという考え方からきています。

しかし、この考え方自体正しいのでしょうか?

このことは違う角度からみると、カルシウムを摂取することは骨を丈夫にし、高血圧の予防にもつながるということを意味しています。

しかし、アメリカのエール大学の『カルシウム摂取量と骨折率の国際比較』では、カルシウム摂取量の多い国ほど骨折率が高いことが報告されました。

またハーバード大学では『カルシウム摂取量の多い国ほど骨粗鬆症になりやすい。』という研究結果が公表されています。

このカルシウム摂取量の多い国というのは、牛乳の消費量が多い国に当てはまります。

ノルウェー、スウェーデン、フィンランドは牛乳の消費量が一人当たり一日900mg以上と、日本人の約5倍にあたる牛乳を飲んでいます。そしてこの国々の骨折率は日本の約5倍なのです。

アメリカ人も日本人の2倍くらい牛乳を飲んでいます。そして骨折率も日本人の2倍くらい多いです。

骨粗鬆症も同じような割合になっています。

これが示すことは牛乳は骨を丈夫にしない、ということなのではないでしょうか。
少なくとも牛乳を必要以上に飲むと骨を弱くするということが言えると思います。

牛乳は確かにカルシウムを多く含んだ食品です。しかしそれと同時に動物性の高たんぱく質も多く含んでいます。この動物性の高たんぱく質が骨を弱くする原因ではないかと考えられています。

それと僕が牛乳が高血圧に効果がない理由として挙げるのが、牛乳に多く含まれている脂質です。

水分を除くと、牛乳の約30%が脂質です。大豆の脂質の量は牛乳の3分の1以下ですし、小魚にいたってはその10分の1です。牛乳はかなり脂質を多く含んだ食品なのです。

脂質=コレステロールであり、コレステロールが多いと血液がドロドロになり血液の流れが悪くなって高血圧の原因にもなります。

普通に考えてもコレステロールを多く含む食品が高血圧の予防・改善に効果があるとは思えません。

以上のことから、僕は牛乳は高血圧の予防・改善に効果はないと考えるのです。

『牛乳は体(健康)に悪い。』牛乳を考える(その1) 僕なりの考察 [牛乳を考える]

僕は牛乳を飲むことは体(健康)のためには悪いと思います。
(あくまでも僕の個人的な考えですが。)

僕の場合、牛乳を飲むと決まっておなかの調子が悪くなり、時には下痢になってしまいます

これは牛乳の中の乳糖を腸で消化吸収できないことから起こりますが。

乳糖を分解吸収するには消化酵素のラクターゼの働きが必要です。

しかしこのラクターゼですが、3歳を過ぎると年齢とともに低下していきます。

そのため僕の場合ですが、牛乳を飲むと下痢気味または下痢になってしまうのです。

飲んで下痢になる飲み物を健康に良いとは言えないと思います。

また僕の子供はアトピーで医師から牛乳を飲むのは控えるよう言われています。

牛乳の中のたんぱく質が様々なアレルギーを引き起こす要因になるみたいです。

アレルギーの原因となるような成分を含む飲み物を体に良いとは言えないでしょう。

この2点だけ考えても牛乳は体(健康)に悪い飲み物だ、とあくまでも僕個人の意見ですが思うのです。

「牛の母乳である牛乳が健康に悪いわけがない。」と言う人もいるかもしれませんが。

牛乳は本来子牛を育てるのに特化した飲み物であり、それ故に人間にとっては弊害となりうる面も持ち合わせているのではないでしょうか。

昔から「牛乳は骨を丈夫にする」と言われてきました。

しかし、牛乳と骨との良い因果関係を示した研究データ・臨床データが不思議なことに未だ一つもないのです。

ただ昔からそう言われてきた、そう思われてきた、だけなのです。

今回はザックリと僕が今思っていることを書いてみましたが、これからも牛乳に関しては色々調べたり勉強していきたいと思っています。
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