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寝ている時も血圧が高い、夜間高血圧の原因を考える [高血圧]

一般的に夜寝ているいる時は、日中と比べて10%~20%血圧が低くなると考えられています。
しかし高血圧の方の中には夜間でも血圧が高い人がいます。
寝ている間も血圧が高いことは夜間高血圧と呼んでいますが。
(自分が夜間高血圧であるかどうかは、朝起きてすぐ血圧を測ってみて高いようだと夜間高血圧の可能性が大です。)
ではなぜ寝ているにも関わらず血圧が下がらないのでしょうか。
僕なりに考えて大きく2つの原因があると思います。

① 内臓に疾患がある。特に腎臓の機能が低下している。

僕の母も年老いてから病院の検査で腎臓が悪いことが分かったのですが、そのことが高血圧の原因にもなっているのは間違いないでしょう。
食事の際、塩分を取り過ぎると血液中の塩分濃度が高くなるので、血液中に水分が補給されその結果血液の量が増すために血圧も上がるのですが、それは一時的なことで腎臓の働きで余分な塩分が体外に排出されると血圧も下がります。
しかし腎臓の機能が低下していると、余分な塩分を排出することができないのでいつまで血液の量が多い状態が続き血圧も下がらなくなります。
もちろん夜間寝ている間もこの状態が続くので、寝ているからといって血圧が下がることはありません。
かなり前にNHKのためしてガッテンでやっていましたが、こういう腎臓の働きが悪い人の塩分排出方法として利尿剤を使うのが効果的だということでした。
利尿剤は水分と一緒に塩分も尿として出してくれます。
(お茶やコーヒーの利尿作用には塩分を排出する作用はありません。)
ただ病院から処方されている高血圧の薬の中には利尿剤の作用も入っている場合もありますので、ドラックストアーから利尿剤を買って飲む時は医師に相談した方が良いと思います。

② ストレス・不規則な生活習慣・過労が原因。

人には交感神経と副交感神経という自律神経があります。
この自律神経が内臓の働きを制御しているのですが、血管の収縮もまたこの自律神経によるものです。
簡単にいうと、交感神経は血圧を上げ、副交感神経は血圧を下げると考えていいでしょう。
普通日中は交感神経が優位に働き、夜間は副交感神経が優位になるため、一般的に寝ている間は血圧が日中より低くなっているのです。
しかし不規則な生活習慣はもちろんですが、ストレスや過労により夜間でも交感神経が活発に働いてしまうようになります。
そのことにより寝ている間でも血圧が下がらないということになります。
副交感神経が正常に働いていると、夜はリラックスできる状態にあります。
疲れ過ぎていて寝れないとか、布団に入ってもなんかしらイライラしているといった方は、夜間高血圧になっている可能性があります。
ストレス解消といってもなかなか難しいことがありますが、休日の日くらいは仕事を忘れ旅行に行ってみるのも良いかと思います。

ざっと僕なりに考えて夜間高血圧の原因を書いてみましたが、まだまだ解明されていない原因があるみたいです。
この機会に朝起きてすぐ血圧を測ってみてはいかがでしょうか。
140mmHg-90mmHg以下であることを祈っています。

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