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高血圧予防・改善:血管の柔軟性(収縮性)とコラーゲンの関係 [高血圧]

血管に柔軟性(収縮性)がなくなると高血圧を招く原因となります。
そしてこの血管の柔軟性に深く関わってくるのがたんぱく質の一種であるコラーゲンです。
(コラーゲンは細胞と細胞を結び付けている収縮性に富んだ繊維だと考えてください。
コラーゲンは体内のたんぱく質の約30%を占め、体内の各組織を支える非常に大切なたんぱく質です。)
柔軟性(収縮性)に富んだコラーゲンが血管に弾力性を与えてくれます。

この血管のコラーゲンが劣化すると、血管は硬く柔軟性のないものとなってしまいます。
(さながら、買ったばかりの時は柔らかかった水道のホースが時が経つと硬くなってしまうのに似ています。)
コラーゲンが不足または劣化すると肌に張りがなくなるのと同じことが血管にもいえるのです。
コラーゲンは年齢とともに減少し、また劣化するスピードも増してきます。
25歳くらいから徐々に減少していきますが、コラーゲンの減少を抑えることはなかなか難しく(ある意味、仕方のないことです)、それよりもいかに劣化するのを防いで血管が硬化しないようにするかが重要になります。

コラーゲンの劣化を防ぐには

・コラーゲンはたんぱく質を摂取することによって作ることができます。
肉、魚、大豆などを積極的にとり、合わせてコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCも多くとるよう心掛けましょう。
(コラーゲンを多く含む食材、すっぽん・うなぎ・フカヒレなどを食べることも良いかもしれませんが、これらの食材に入っているコラーゲンが直接体内のコラーゲンにはならないということも認識しておく必要があります。コラーゲンを口から摂取しても、腸でアミノ酸とペプチドに分解されるからです。)

・運動不足を解消する。
コラーゲンも新陳代謝を繰り返しています。運動不足によって代謝が促進されないようになると、古くなって収縮性のないコラーゲンがそのまま居座ってしまいます。
このコラーゲンの代謝には筋肉を収縮させるストレッチのような運動が最も効果的だと考えられています。

・コラーゲンが糖化することを抑制する
たんぱく質は糖と結びつくとAGEという老化物質に変わってしまいます。
糖分の取り過ぎはもちろんアウトですが、急激に血糖値を上昇させることも原因となりますので、食事の摂り方に気をつけましょう。
食物繊維⇒ たんぱく質⇒ 炭水化物 の順番で食べることにより、腸での糖の吸収を遅らすことができ、急激な血糖値の上昇を抑えることができます。
(これは糖尿病の予防・改善にも効果があります。)

・十分な睡眠。ストレス解消に心掛ける。
このことは何もコラーゲンの劣化の抑制に限ってのことではありませんが、コラーゲンの新陳代謝をスムーズに行うためにも是非とも日頃から気をつけたいものです。

以前の記事で、血管を若返らせるには、たまねぎが効果があるということを書いてますので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。
血管年齢若返り!たまねぎは高血圧予防・改善に絶大なる効果

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