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里芋はなぜ美味しいのか?その効能は?

何気なくテレビを見ていると、山形県の幻の里芋『悪戸芋』を紹介してました。

今では数軒しか作っておらず、地元の人でもなかなか食べられないとのこと。

その里芋の茎というか葉の高さが人の身長以上なのには驚きましたが。

さて寒くなり『芋煮会』のシーズン到来です。

僕のうちでも結構里芋が食卓に出ることが多くなりました。

そこで里芋について僕なりに考えてみたいと思います。

里芋はなぜ美味しいのか?

それはあの柔らかくねっとりとした食感にあると思います。

そのねっとり感はどこからくるのかというと、

・里芋のでんぷんの大きさが非常に小さい。
 (じゃが芋が50分の1ミリなのに対し、里芋は1000分の1ミリ)

・ぬめりの原因となる粘液糖タンパク質のムチンを含んでいる。

この2点からきています。

さてこのぬめりのもとになるムチンですが、

人の分泌する粘液の主成分になっていて、

体にとってかなり良い効能があります。ざっと挙げてみると、

・人のあらゆる粘膜を保護します。
 (鼻の粘膜・胃や腸の粘膜。目の表面の粘膜などなど)

・免疫作用・抗ウィルス作用があります。
 (風邪などの予防にも良いです。)

・細胞を活性化させ疲労回復を早めます。

ムチンはヌルヌルしたまたネバネバした食材には必ず入っているので、

そういう食材には同じような効能があると思っていいでしょう。

たとえば、納豆・オクラ・昆布・なめこなど他にもたくさんありますが。

それから里芋にはガラクタンという多糖類も入っています。

このガラクタンも体に良く、

・血中コレステロールを減少させ血圧を低下させる働きがある。

・ガン予防・老化防止に良い

といわれています。

そして忘れてならないのは里芋の中の食物繊維です。

じゃが芋の4倍以上入っていますので整腸作用し、便秘改善・予防に効果があります。

里芋の中のカリウムにも塩分を排出するという重要な働きがありますが、

じゃが芋と比較してそんなに特出してるわけではないのであえて効能には加えませんが。

こうして考えてみると里芋っていうのは体に良いんだなあ、と改めて思ってしまいます。

まだ今年は一回も芋煮会をしてないので、知り合いに声をかけて、まあ子供たちとだけでもいいからやりたいなあと思っています。

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