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高血圧の薬と納豆 [高血圧]

この記事のタイトルには、高血圧の薬と納豆、と書きましたが、

正確には、『高血圧で通院されている方が処方されている薬と納豆』と書いた方がいいかと思います。

薬2.jpg

高血圧の予防には納豆が良い、ということを以前のブログ高血圧と納豆その1高血圧と納豆その2で書きましたが、

今回の記事はそれと逆のことになるかもしれません。

それは高血圧で通院している方が貰っている薬に関して問題にするからです。

高血圧の薬を貰っている方は、お薬手帳を見てもらえれば分かると思いますが、

血圧を下げる血圧降下剤の他に、

『ワーファリン(ワルファリン カリウム)』錠という薬が入っているかと思います。

高血圧の薬の中にはほとんど入っているのではないでしょうか。

このワーファリンと納豆の関係について書いてみたいと思います。

結論から言いますと、

納豆はワーファリンの効果をなくしたり、弱めたりします。』

高血圧の方は、脳卒中にかかりやすいということが言えます。

この高血圧の方が脳卒中にかかるのを予防するためにワーファリンが処方されているのです。

ワーファリンは、血液中の血栓(血の固まり)を作る働きをするビタミンKを壊してくれます。

そして納豆なのですが、なんと、そのビタミンKを多く含んでいて、なおかつ、納豆の中の納豆菌(ナットウキナーゼ)は、腸の中でビタミンKを産出する働きがあるのです。

このことから、ワーファリンと納豆は相反する働きがあるのが分かります。

だから、『納豆はワーファリンの効果をなくしたり、弱めたりします。』ということになるのです。

納豆は高血圧の薬の効果をなくしたり弱めたりするのです。

脳卒中予防の意味でも、高血圧の方は納豆は極力食べない方がいいのではないでしょうか。

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加工肉(ソーセージ、ハム、ウインナー、ベーコンなど)は、大腸がんの発症率を高める [健康長寿]

加工肉.jpg 

『加工肉(ソーセージ、ハム、ウインナー、ベーコンなど)は、人に発がん性がある。 加工肉を毎日食べた場合、50gごとに大腸がんの確率が18%上昇する。』
国際がん研究機関で、上記の内容が2015年に発表されました。
(国際がん研究機関・・世界保健機関WHOの専門組織)

他の研究機関においても、加工肉が大腸がんの発症リスクを高める、と報告しており、このことは間違っていないでしょう。

では、加工肉(ソーセージ、ハム、ウインナー、ベーコンなど)が、がんの発症率を高める要因は何でしょうか。

それは、加工肉を製造する過程で使用する食品添加物に原因があります。

加工肉に含まれている食品添加物をざっと書いてみると、

食塩・着色料・調味料・発色剤・酸化防止剤・結着剤・りん酸塩・乳化安定剤・PH調整剤 などなど。

なんと様々な添加物が入っていることでしょう。
これだけでも、決して健康に良くない、と思いますが。

これらの食品添加物で特に問題となるのが、発色剤(亜硝酸ナトリウム)です。

発色剤(亜硝酸ナトリウム)・・・加工肉の色合いを良くし、臭みを消し風味豊かにします。微生物の増殖を抑制し腐敗の防止に役立ちます。

加工肉食品の裏面に記載されている食品添加物の中に、間違いなく書かれています。
(亜硝酸塩、亜硝酸Naと表記されていることもありますが、亜硝酸ナトリウムと同じものです。)

この亜硝酸ナトリウムですが、これ自体、強い毒性を持っており劇物に指定されています。

それと、この亜硝酸ナトリウムは、肉の中のアミンという物質と結合し、ニトロソアミンという発がん性物質を生成するのです。

このことが、加工肉(ソーセージ、ハム、ウインナー、ベーコンなど)を食べると、大腸がんを発症するリスクが高まるという根拠の1つになっているのです。

現実的な問題として、ソーセージ1本以上を毎日食べるという人はいないだろうし、添加物の亜硝酸ナトリウム(亜硝酸塩または亜硝酸Na)も食品衛生法の基準を守って添加されているので、加工肉でも普通通りに食していれば、何ら問題ないと思います。

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高血圧予防・改善には自然塩が良い? [高血圧]

よく、化学塩(一般的な食塩)より、自然塩のほうが体に良いと言われていますが。

自然塩.jpg

確かに、塩化ナトリウム99%以上の化学塩よりは、自然塩はミネラル類を含んでいるので、自然塩のほうが体には良いことになります。

ミネラルの中で、カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれる働きがあるので、高血圧の方、高血圧予防・改善には良いとされています。

しかし、「自然塩は化学塩より体に良い」、そのことは、声を大にして言うほどのものでしょうか?

自然塩に含まれるミネラル類といっても、ほんの微量なのです。

元になる海水に含まれるミネラルが微量だからです。

ミネラル類というと、主に、カリウム・マグネシウム、カルシウム等ですが。

では、自然塩の中にどのくらいのミネラル類が入っているのでしょうか。

手元のにある自然塩の袋の成分表を見ると、自然塩100g中に、

カリウム・・・約5mg カルシウム・・・約5mg マグネシウム・・・約500mg です。

これを%に直すと、カリウム・・・0.005% カルシウム・・・0.005% 
マグネシウム・・・0.5% になります。

限りなく 0 に近い数値です。

カリウム・カルシウムは、入っていない、と言ってもいいくらいです。

「ミネラル類含む自然塩は体に良い」といういのは、自然塩を販売する側の謳い文句になっているような気がします。

このことから、化学塩を使おうが、自然塩を使おうが、

普通の食生活をしていれば、高血圧の方には、なんら影響はないということが言えると思います。

だって、納豆、キャベツ等には、自然塩の100倍以上ものカリウムがすでに入っているのですから。



    

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