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アルコールは死亡リスクを低くする?

『酒は百薬の長 されど万病の元』という言葉があります。
様々な調査・研究により適度にアルコールを摂取することが死亡率を低くすることが分かっています。
特に虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)での死亡率を低くするようです。
それはアルコールが血液中の悪玉コレステロールを減少させる作用があり、血栓ができにくくなるため、心臓への血液の流れが良くなるからだと考えられていますが、今だハッキリとは分かっていません。
そして死亡率が低くなるアルコールの摂取量はというと、一日20g以下のようです。
(これは日本だけでなく諸外国においてもそのような調査結果が出ています。)
まあ350mlの缶ビール1本または日本酒1合程度になりますが。
それ以上の飲酒となると、心臓疾患はもとよりがん・脳卒中など、それこそ万病のもとになり、おのずと死亡率も高くなります。

平成15年に厚生労働省が策定した健康日本21には、『男性については1日当たり純アルコール10~19gで、女性では1日当たり9gまでで最も死亡率が低い。』とされています。
厚生労働省がそういうのであれば間違いないことでしょう。
またその中では、一日約60g以上アルコールを摂取する人を多量飲酒者としており、
「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度を揚げています。

僕は以前にも何度か書いたことがありますが、焼酎が好きで、中でも本格焼酎が大好きです。
大好きといっても飲むのはグラス1杯ですが。
もともとアルコールに弱くて、飲むとすぐ顔が赤くなるし、体中に赤い斑点が出てきます。
それでも飲み続けると顔も体も真っ青になり、吐いて具合が悪くなってしまいます。
肝臓が強くないということなのでしょう。
でもアルコールに強い人は、肝臓の代謝が良いのと同時に肝臓に中性脂肪を溜め込むため、脂肪肝・肝臓がんになり易いといわれていますので、それを考えたらアルコールに弱くてよかったなあ、とか都合のいいように思っているのですが。

適度にアルコールを飲むことが死亡リスクを低くするとはいえ、それはあくまでも病気に関してのことであり、飲酒によって引き起こされる事件・事故、、いわゆる飲酒関連の死亡のリスクは飲酒しない人よりも間違いなく高いので、できるならアルコールは飲まないにこしたことはないでしょう。

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