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納豆は血液中の血栓を溶かすのか?

血栓とは簡単に言うと血の塊ですが、なぜ血液中に血栓ができるのか。、
血管が傷つくとそこに血小板が集まってきて修復します。
この血小板の集まりが血栓です。(ザックリと書きました。)
この血栓ですが正常な人ならば血管が修復された後に自然に血液中に溶けてなくなるのですが、なんらかの異常・健康のバランスによって溶けないでそのまま血管に張り付いたり、剥がれて血管に詰まることにより、脳梗塞・心筋梗塞の原因になります。
日本人の4人に1人がこの血栓による脳梗塞・心筋梗塞で亡くなっています。
ではこの血栓を強制的に溶かすことはできないかということになります。
そこで登場するのが納豆のネバネバの成分であるナットウキナーゼです。

ナットウキナーゼが血栓を溶かすことは実験で証明されていますし、数多くのTV番組でも取り上げられました。
しかし実際のところ、このナットウキナーゼは血液中に入ることができないので血液中の血栓を溶かすことはできません
腸は1万以内の大きさの分子(せいぜい4000以内の分子)しか吸収できないのに、ナットウキナーゼの分子は2万以上もあるからです。
もちろん血液中にナットウキナーゼの存在が確認されたこともありません。
このことから納豆は血液中の血栓を溶かすことはできないと言えます。
ナットウキナーゼを含む様々なサプリメントの特徴にも「血液中の血栓を溶かす」なんてことは間違っても書いてありません。

それではこのナットウキナーゼを点滴すれば血液中の血栓を溶かすんじゃないか、と考えるわけですが。
ナットウキナーゼを点滴した場合、拒絶反応が考えられますし、血栓も溶かすが赤血球・白血球も溶かす危険性が大です。
これに関する研究データがないのが残念ですが。

やはり血栓を溶かすには薬に頼るしかないように思われます。

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