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塩分(塩っ気)のあるものを美味しいが・・・ [高血圧]

どうして人間は、塩分(塩っ気)のあるものを美味しいと感じるのでしょうか?
塩鱒、塩鮭は美味しいし、料理に塩が入っていないと料理自体も引き立たなくなってしまう気がします。

そもそも人間には塩分が必要不可欠なものであり、
塩分を摂取しないと生きていくことができないから、
塩分のあるものを美味しいと感じる味覚が産まれたときから備わっているのでしょう。

人間の細胞は、塩分の作用があるから常に新しい栄養を細胞内に取り込むことができ、
また塩分の作用があるから細胞内の老廃物を排出することができるのです。
塩分は人間の細胞を維持する、人間の細胞が活動するのな絶対に欠かすことができないものです。

人の体内に必要な塩分の量は、体重の約0.5%くらいです。
体重60kgの人であれば、約300gもの塩分が常に体内に必要なことになります。

この体内の塩分を一定に保つために私たちは毎日塩分を摂取しています。
そのためにも私たちは塩分(塩っ気)のあるものを美味しいと感じる必要があるわけです。

しかし、ここで問題になるのが塩分の取り過ぎです。

塩分の取り過ぎが高血圧の原因となることは今では誰もが知っていることです。
現在、日本人の4000万人以上が高血圧患者であると考えられています。

このことを踏まえて、厚生労働省が公表した「日本人の食事摂取基準2015年版」では、
高血圧予防の観点から男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満と低めに一日の塩分の摂取量が変更されました。

美味しいからといって、ケーキを再際限なく食べ続ければ肥満になり、
予期しない疾患に見舞われてしまいます。
塩分(塩っ気)のあるものも、美味しいからといって必要以上に食べ続けていれば、
いずれは高血圧を誘発することは間違いありません。

食べた後に水を飲まなければならないくらい塩っ気のあるしょっぱいものを食べるようなことはせず、
適度に塩分を摂るということを頭にいれて食事をした方が体のためには良いことです。
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