SSブログ

高血圧の患者はなぜ納豆を食べてはいけないのか? [高血圧]

高血圧で通院している人の中に、

医師から「納豆を食べてはいけませんよ。」

と言われた人もいると思います。

ではなぜ医師はそういうことを言ったのでしょうか?


実は、高血圧の薬の中に、ワーファリンという薬があります。

お薬手帳の欄にはこの薬の名前が大概書いてあるはずです。

このワーファリンという薬ですが、

高血圧を治す薬というよりも

高血圧が原因で血管の中に血の固まりができ、

引き起こされる脳梗塞・心筋梗塞などを防止する薬なのです。

ワーファリンは血液をサラサラにする薬と言う人もいますが、

正確には、血液を固まりにくくする薬という方が正しいと思います。


例えば、手足に傷を負ったときなど、

血液が固まって、負傷したところからの出血を止めます。

その時、血液が固まるよう作用するのは、

簡単にいうとビタミンKです。


ビタミンKなしでは血液は固まりません。

そのビタミンKの働きを邪魔するのがワーファリンなのです。

ですからワーファリンとう薬を服用していると、

血管の中でも血の固まり、いわゆる血栓ができにくくなるのです。

そこで納豆とどういう関係があるのでしょうか?


実は、納豆は食べ物の中で一番ビタミンKを多く含んでいるのです。

血管の中に血の固まりができないようワーファリンを服用してるのに、

血を固める働きがあるビタミンKを多く摂取するというのは、

ワーファリンという薬の効き目をなくしているようなものです。

このことから医師は、

高血圧の患者にワーファリンという薬を処方している場合、

「納豆を食べないように。」と注意するのです。


納豆の他に、ビタミンKを多く含む食品として、

クロレラ・青汁等も注意しなければならない食べ物です。

追記  ワーファリンは血液を固まりにくくする薬です。

服用している方はケガをして出血するようなことがないよう

日常生活において十分注意する必要があります。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。