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脳卒中を予防するのにリンゴは効果があるのか?

もしかしたらリンゴを食べると、脳卒中の予防に効果があるのかもしれません。

僕がそう考えるキッカケになったのが、県別の脳卒中の患者数です。
僕が住んでいる岩手をはじめとして、東北は高血圧の人が多いので知られています。
それは日常的に漬物を食べる人が多く、
漬物の中の塩分を摂りすぎているのが原因だと考えられています。
高血圧は昨日の記事でも書いた通り、脳卒中の発症に直接関係してきます。
それゆえ東北の脳卒中の患者数も全国と比較して多いのが実情です。

しかし、青森県だけは全国的にみても脳卒中の患者数が少ないのです。
青森県はリンゴの生産量が全国1位です。
おのずとリンゴを食べる機会も量も多いはずです。
もしかしたらリンゴに脳卒中を予防する効果があるのではないでしょうか。

脳卒中の予防に関係するリンゴの成分を考えてみると、

〇カリウム・・・リンゴ100g当たり110mgのカリウムが含まれています。
カリウムは血液中の塩分を排出する働きがあります。
カリウムを多く含む食材を食べるということは、
高血圧を改善・予防する効果があります。

〇ペクチン・・・リンゴ100g当たり約1.2gのペクチンを含んでいます。
ペクチンは野菜や果物に含まれる食物繊維で多糖類の一種です。
ペクチンは腸内の悪玉菌や有害物質と結合し体外に排出するという働きがあります。
また腸でのコレステロールの吸収を抑え、血液中のコレステロールの増加を抑制する働きもあることから、
血液の改善の効果が期待できます。

リンゴに含まれるペクチンの量はとても多く、
野菜や他の果物の2倍近く、もしくはそれ以上含んでいます。
(例 ニンジン・きゅうり・なす・・・0,4g
   オレンジ・ぶどう・・・0.6g 桃・・・0.7g)

リンゴに含まれるカリウムやペクチンが脳卒中の予防に効果を挙げているのではないでしょうか。

西欧には、『一日一個の林檎は医者知らず』という諺もあります。
もしかしたらこの諺通り、リンゴには体を健康にする働きがあるのかもしれません。

リンゴは食べ応えがあることからカロリーが高いと思っている人もいるかもしれませんが、
意外と低カロリーでご飯の3分の1以下で、100g当たり50kcalしかありません。
リンゴダイエットというのは聞いたことはありませんが、
ご飯を食べる量を少なくして、その分リンゴを食べるようにすると、
案外ダイエットの効果がでるような気もします。
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高血圧と脳卒中の関係を考える [高血圧]

脳卒中は,、がん・心臓病と並んで日本人の3大死因の一つになっています。
脳卒中は発症すると、すぐ死につながる危険性の高い恐ろしい病気です。
そして脳卒中の患者は全国で約137万人とがんの患者約142万人と同じくらい沢山いるのです。

脳卒中は3つに分けられます。

脳梗塞・・・・・脳の血管が詰まる。
脳内出血・・・・脳の血管が破裂し出血する。
くも膜下出血・・脳の表面を覆っている血管が切れたり破裂して出血する。

脳卒中の一番の原因となるのが高血圧です
一番の原因というよりも、高血圧が脳卒中に直接関係していると言った方がよいかと思います。
血圧を10mmHg/dl下げると、脳障害を発症するリスクが約40%も軽減されると考えられています。

なぜ高血圧が脳卒中を発症させる一番の要因になっているのでしょうか。

血圧が高いと血管が切れやすくなったり破裂しやすくなり、
脳出血・くも膜下出血を起こしやすくなるのは容易に理解できます。

ではなぜ高血圧になると、脳梗塞、つまり血管を詰まらせる原因になるのでしょう。
(脳梗塞は脳卒中の約60%以上を占めています。)

血圧が高くなると血の流れも速くなります。
血液の速い流れは血管の内側(血管壁)を傷つけてしまいます。
そのままでは出血してしまいますので、主に血小板が集まって傷ついた箇所を修復することになります。
血のかたまりを作って傷ついた箇所を修復するのです。

血管が修復されると、この血のかたまり(血栓)は血液に溶けてなくなるのですが、
なんらかの異常で(血液中の血栓を溶かす物質が足らない場合など)血栓がそのままの状態でいると、
その箇所に次々と血液中の物質が付着し血栓を大きくしてしまいます。
そして血管が詰まってしまい、その先に血液が行かなくなり脳梗塞を発症させてしまうのです。

また他でできた血栓が剥がれてしまい、脳の毛細血管まで流れてきて脳の血管を詰まらせることもあります。

このような脳梗塞の原因となる血栓が作られないようにすること、
そのために血管を傷つけないようにすることが脳梗塞を予防する上で大事なことになります。
そのためにも血管を傷つけてしまう高血圧は改善しなければならないことですし、
日頃から高血圧の予防に心掛けなければなりません。

高血圧の原因に関しては、以前記事で書いていますので、
『高血圧を引き起こす要因は?』をご覧になってみてください。
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