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高血圧と脳卒中の関係を考える [高血圧]

脳卒中は,、がん・心臓病と並んで日本人の3大死因の一つになっています。
脳卒中は発症すると、すぐ死につながる危険性の高い恐ろしい病気です。
そして脳卒中の患者は全国で約137万人とがんの患者約142万人と同じくらい沢山いるのです。

脳卒中は3つに分けられます。

脳梗塞・・・・・脳の血管が詰まる。
脳内出血・・・・脳の血管が破裂し出血する。
くも膜下出血・・脳の表面を覆っている血管が切れたり破裂して出血する。

脳卒中の一番の原因となるのが高血圧です
一番の原因というよりも、高血圧が脳卒中に直接関係していると言った方がよいかと思います。
血圧を10mmHg/dl下げると、脳障害を発症するリスクが約40%も軽減されると考えられています。

なぜ高血圧が脳卒中を発症させる一番の要因になっているのでしょうか。

血圧が高いと血管が切れやすくなったり破裂しやすくなり、
脳出血・くも膜下出血を起こしやすくなるのは容易に理解できます。

ではなぜ高血圧になると、脳梗塞、つまり血管を詰まらせる原因になるのでしょう。
(脳梗塞は脳卒中の約60%以上を占めています。)

血圧が高くなると血の流れも速くなります。
血液の速い流れは血管の内側(血管壁)を傷つけてしまいます。
そのままでは出血してしまいますので、主に血小板が集まって傷ついた箇所を修復することになります。
血のかたまりを作って傷ついた箇所を修復するのです。

血管が修復されると、この血のかたまり(血栓)は血液に溶けてなくなるのですが、
なんらかの異常で(血液中の血栓を溶かす物質が足らない場合など)血栓がそのままの状態でいると、
その箇所に次々と血液中の物質が付着し血栓を大きくしてしまいます。
そして血管が詰まってしまい、その先に血液が行かなくなり脳梗塞を発症させてしまうのです。

また他でできた血栓が剥がれてしまい、脳の毛細血管まで流れてきて脳の血管を詰まらせることもあります。

このような脳梗塞の原因となる血栓が作られないようにすること、
そのために血管を傷つけないようにすることが脳梗塞を予防する上で大事なことになります。
そのためにも血管を傷つけてしまう高血圧は改善しなければならないことですし、
日頃から高血圧の予防に心掛けなければなりません。

高血圧の原因に関しては、以前記事で書いていますので、
『高血圧を引き起こす要因は?』をご覧になってみてください。
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