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高血圧予防・改善には自然塩が良い? [高血圧]

よく、化学塩(一般的な食塩)より、自然塩のほうが体に良いと言われていますが。

自然塩.jpg

確かに、塩化ナトリウム99%以上の化学塩よりは、自然塩はミネラル類を含んでいるので、自然塩のほうが体には良いことになります。

ミネラルの中で、カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれる働きがあるので、高血圧の方、高血圧予防・改善には良いとされています。

しかし、「自然塩は化学塩より体に良い」、そのことは、声を大にして言うほどのものでしょうか?

自然塩に含まれるミネラル類といっても、ほんの微量なのです。

元になる海水に含まれるミネラルが微量だからです。

ミネラル類というと、主に、カリウム・マグネシウム、カルシウム等ですが。

では、自然塩の中にどのくらいのミネラル類が入っているのでしょうか。

手元のにある自然塩の袋の成分表を見ると、自然塩100g中に、

カリウム・・・約5mg カルシウム・・・約5mg マグネシウム・・・約500mg です。

これを%に直すと、カリウム・・・0.005% カルシウム・・・0.005% 
マグネシウム・・・0.5% になります。

限りなく 0 に近い数値です。

カリウム・カルシウムは、入っていない、と言ってもいいくらいです。

「ミネラル類含む自然塩は体に良い」といういのは、自然塩を販売する側の謳い文句になっているような気がします。

このことから、化学塩を使おうが、自然塩を使おうが、

普通の食生活をしていれば、高血圧の方には、なんら影響はないということが言えると思います。

だって、納豆、キャベツ等には、自然塩の100倍以上ものカリウムがすでに入っているのですから。



    

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酸性食品の過剰摂取は、やはり体に悪い [健康長寿]

 酸性食品はというと、肉類を筆頭に、魚類・穀類・砂糖・卵などがあります。

肉.jpg

なぜこういう酸性食品の過剰摂取は体にとって良くないのでしょうか。

結論から言うと、血液(血中)のPH濃度を酸性にするからです。

人の血液(血中)のPH濃度は、PH7.4±5と恒常的に一定に保たれています。
少しアルカリ性に保たれているのです。

アルカリ性ということは、OH-(水酸イオン)がH+(水素)イオンよりも多い状態にあるということです。

私達の体の細胞では、細胞内で常に代謝が行われており、その副産物としてH+イオンを排出しています。

このいらなくなったH+イオンを体内に排出するため、血液(血中)のOH-イオンが必要になります。

ザックリと、H++OH-⇒H2O になり、尿として体外に排出する、と考えれば分かりやすいと思います。

ですから、血液(血中)のPH濃度はOH-イオンが多く存在するアルカリ性でなければならないのです。

それなのに、酸性食品を過剰摂取したらどうなるでしょう。

血液(血中)にはH+イオンが多くなり、細胞内の代謝で不必要になったH+イオンを体外に排出できなくなってしまいます。

だからといってH+イオンを体外に排出しないわけにはいきません。

無理に排出しようとするため、腎臓に負担がかかったり、骨を溶かしてCa(カルシウム)を使って排出するという、健康にとってかなりの悪影響の働きをしなければならなくなります。

普通は、例えば、肉類を食べるときは一緒にアルカリ性である野菜等も食べているので、この状況は生まれないのですが。

肉類だけを過剰に摂取すると、体内でこういう状況が起こり、健康を害することになります。

肉類などの酸性食品を食べるときは、野菜などのアルカリ性食品も一緒に食べ、血液(血中)のPH濃度を中和させるよう心掛けなければなりません。

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