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マヨネーズは体に良いのか悪いのか?

マヨネーズは人間の体にとって良いのか悪いのか?
このところずっと気になっていました。

僕は普段マヨネーズを使うことがありません。
マヨネーズ→油分が多い→体に悪い
という固定概念があり、料理で、例えばブロッコリーにかけられてきた時は食べますが、
自分から率先してマヨネーズをかけて食べるというようなことはありません。

実際のところどうなのか?
マヨネーズの成分をもとに僕なりに考えてみることにしました。

一般的に自宅で簡単にマヨネーズを作るには、
卵黄1個に酢を大さじ2杯加えて、兎に角良く混ぜた後に、
塩と胡椒を少々入れ、それにサラダ油を少しずつ良く掻き混ぜながらコップ1杯くらい入れるとオリジナルなマヨネーズができます。
サラダ油のかわりにオリーブオイルを使っても良いわけで、
自宅で作ったマヨネーズで体への影響を考えた場合、使う油によって体への影響が違ってくるので、かなり難しいことになります。

ので、今回は家庭でお馴染みの『キューピーマヨネーズ』で考えてみることにします。

『キューピーマヨネーズ』の15g大さじ1杯当たりの栄養成分は、
エネルギー100kcal たんぱく質0.4g 脂質11.2g
炭水化物0.1g ナトリウム105mg となっています。

『キューピーマヨネーズ』の原材料はというと、、
食用植物油脂が約70%、その他の約30%が卵黄・醸造酢・調味料・香辛料です。

体への影響を考える上で一番問題になってくるのが、
栄養成分のほとんどを占める脂質、その材料になっている食用植物油です。

『キューピーマヨネーズ』で使用している食用植物油の組成は、
オレイン酸約53% リノール酸約27% α-リノレン酸約8% です。

オレイン酸・・・不飽和脂肪酸でエネルギーの源になり、
        血液中の悪玉コレステロールを減少させる。
        体内の活性酸素の活動を抑制する働きがあるので
        生活習慣病の予防・改善に効果がある。

リノール酸・・・不飽和脂肪酸で体内で作ることができない
        必須脂肪酸のひとつ。
        コレステロールを減少させる。
        過剰摂取は善玉コレステロールを減らしてしまうので
        注意しなければならない。

α-リノレン酸・・不飽和脂肪酸で血液中の善玉コレステロールを増やし、
        悪玉コレステロールを減少させる。
        生活習慣病、特にガンの予防に有効とされている。

このように『キューピーマヨネーズ』に使われている食用植物油は、
ほとんどが体にとって良い不飽和脂肪酸です。

含まれている炭水化物(糖質)もかなり少ないことから糖尿病の方にとっても良い食品ということもできます。
実際マヨネーズのGI値(血糖値の上昇を表す数値)15という低い数値からも解ります。

以上のことから考えると、少なくとも『キューピーマヨネーズ』に関しては、
体に良い食品ということが言えると思います。

家庭でマヨネーズを作る場合に、オリーブオイルを使用すれば、
ほぼ『キューピーマヨネーズ』と同じ脂質の組成になり、
体にとって良いものになります。

サラダ油を使ってマヨネーズを作った場合、
サラダ油はオレイン酸よりもリノール酸を多く含んでいるため、
過剰摂取すると、善玉コレステロールの減少を招いてしまい、
逆に体にとって悪いものになってしまう恐れがあります。

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