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さつまいもを食べて出るオナラを防ぐには

サツマイモ.jpg
 これから寒くなる季節、ほんとに甘~い石焼芋・蒸かしたサツマイモを食べたくなりますね。

以前に、朝食や昼食に、ご飯の代わりにサツマイモを食べてダイエットしよう。
つまり、サツマイモの置き換えダイエットが流行したことがあります。

確かに、ご飯1膳150gは約250kcalで、サツマイモ150gは約182kcalなので、サツマイモを食べることによって、68kcal 減量することになります。
また、サツマイモはご飯の大体3倍以上もの食物繊維を含んでいるため、腸内環境を整えるのに適していて、便秘解消にもってこいの食べ物です。
この点からも、ご飯の代わりにサツマイモを食べることによるダイエット効果も期待できるでしょう。

しかし、問題となるのは、サツマイモを食べた後に出るオナラです。
朝、サツマイモを食べて仕事に行き、会社でオナラが出るのを我慢するような日々が続いたら、それこそダイエットどころではありません。

サツマイモを食べると、なぜオナラが出るのかというと、
サツマイモは食物繊維が豊富です。
食物繊維は消化酵素で消化することができないので、大腸での滞留時間が長くなります。

それに加え、サツマイモのデンプンは、例えばご飯のデンプンと比べて、12倍以上の大きさなのです。
(食材によってデンプンの大きさはマチマチです。)
そのため、大腸で消化するのに時間がかかってしまいます。

長い時間をかけて、大腸内で消化酵素によってデンプンが麦芽糖・ブドウ糖に分解されるため、その際に発生するガス(オナラ)の量も多くなるのです。

サツマイモのデンプンを分解するのに働くのは善玉菌なので、臭いがあまりしないオナラになります。
(肉類は悪玉菌が分解するので嫌な臭いのするオナラになります。)

では、このサツマイモを食べて出るオナラを防ぐ方法があるのでしょうか。

完全に防ぐ方法はないような気がしますが。

次の2つのことに注意してサツマイモを食べれば、ある程度オナラを抑えることができると思います。

①サツマイモを切ると、皮の近くに白い乳液ような物質が染み出てきます。
ヤラピン.jpg 2ヤラピン.jpg

これはヤラピンといって、いも類の中でサツマイモだけに含まれる糖脂質の一種です。
このヤラピンという物質には、腸の蠕動運動を促進させる働きがあり、腸での消化を助けるてくれます。
ヤラピンはサツマイモの皮の近くに多く存在しているため、サツマイモの皮ごと食べれば間違いなくヤラピンを摂取することができると思います。

②唾液には消化酵素であるアミラーゼが含まれています。
サツマイモを食べた際、噛む回数を多くすることによって、アミラーゼで少しでも腸での消化を手助けすることができます。

以上の2点を心がけてサツマイモを食べれば、大腸内でサツマイモを消化する時間を短くすることができ、発生するガス(オナラ)の量も抑えられると思います。

ほんとに石焼芋を食べたくなりました。
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赤いピーマンは、緑のピーマンより栄養価が高い

ピーマン.jpg 赤ピーマン.jpg

 緑色した一般的なピーマンは、スーパーなどでは1個30円くらい1袋3個入って100円程度で売られています。
それに比べて、赤いピーマンは中々見ることができません。
赤色をしたパプリカは良く見かけますが。

ピーマンもパプリカも同じナス科トウガラシ属に含まれますが、違いがあります。
最初に輸入したのが、ピーマンはアメリカからで、パプリカはオランダからです。
オランダ語でピーマンのことをパプリカと呼んでいます。

パプリカはピーマンと比べて、少し甘みがあり肉厚もあり形が林檎に似ているのが特徴ですが、パプリカもピーマンも味・栄養価に差ほど違いはありません。

さて、緑色のピーマンと赤いピーマンですが、なぜ色に違いが出るかというと、その収穫時期の違いによるものです。

緑色のピーマンは花が咲いてから約2週間くらいで収穫するのに対し、赤いピーマンは2ヶ月くらい経って完熟した頃に収穫するのです。

赤いピーマンは完熟してるせいで、痛み易いので、なかなかスーパーに出回ることがありません。
価格も緑のピーマンの3倍以上はします。

ただ、赤いピーマンは完熟しているおかげで、緑のピーマンと比較してかなり栄養価が高いのです。

それは含有するビタミンに顕著に表れています。

          緑ピーマン    赤ピーマン
ビタミンA      0.9mg      2.4mg
(βーカロテン)     0.8mg      2.1mg
ビタミンB1      0.03mg      0.06mg
ビタミンB2      0.03mg      0.14mg
ナイアシン      0.6mg      1.2mg
ビタミンC      76mg       170mg
ビタミンE      0.8mg      4.7mg

このように、赤いピーマンの方がかなりビタミンを多く含んでるのが分かると思います。

ピーマンの栄養価の特徴でもあるβーカロテンとビタミンCにおいては、赤ピーマンが緑のピーマンの3倍近く含有されています。
植物に豊富に存在する赤橙色色素の一つであるβカロテンが多くなるためにピーマンの色も赤くなります。
βーカロテンは免疫力を高めたり、目や皮膚を健康にする働きもあります。

ビタミンCは、これからの季節、風邪の予防と肌荒れ防止に効果があります。

それから、緑のピーマンの6倍くらいまで多くなったビタミンEは、血管・血液の健康維持に欠かせないビタミンであり、老化防止の働きもあります。

これから寒くなってくる季節、もしスーパー等で赤いピーマンを見かけたら一度買ってみて、緑のピーマンとの食感の違いを味わってみてはいかがでしょうか。


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