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慢性腎不全の方はバナナを極力食べない方が良い [慢性腎不全]

僕の母は慢性腎不全を患っていて、先月も体のむくみがひどく(特に手や足)、一ヶ月程入院しました。
現在はとにかく塩分と水分は控えるよう気を付けています。

今のところ人口透析までは至らなくて済んでいますが、
これ以上腎機能が低下するようだと人工透析をせざるを得ないと医師から言われています。

水分を控えているせいか、母はこのところ果物を食べたがります。
その果物ですが、慢性腎不全の人には絶対と言ってよいほど、
バナナは食べさせてはいけないと思います。
果物の中で一番突出してバナナがカリウムを多く含んでいるからです。
バナナ100g当たり約360mgものカリウムを含んでいます。
バナナ1本食べるということは、カリウムを多く含む食品の代表格である納豆100gやほうれん草100gを食べるのに匹敵します。

僕がこの頃よくスーパーで買ってくる果物はパイナップルです。
既に一口サイズにカットされパックに入ったものを買ってきます。
パイナップルのカリウム含有量は100g当たり約100mgと果物の中でも低い部類に入ります。
バナナに比べたら3分の1以下になります。
パイナップルはもちろん美味しいし、口の中もサッパリすると母も大変気にいっています。

この他にも、リンゴやみかんもカリウム含有量は果物の中では低い方です。
ただし、柑橘系の果物はみかん以外はカリウム含有量が高いものが多く、
特に、夏みかん・はっさく・いよかんはカリウム含有量が高いので気を付けなければなりません。

慢性腎不全の人は余分になったカリウムを体外に排出することがなかなかできません。
血液中のカリウムの濃度が高くなると、心臓に負担がかかり、不整脈を引き起こしたり心不全の原因にもなりますので、食生活においてはなるべくカリウムの少ない食品を食べるよう心掛ける必要があると思います。
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