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慢性腎不全の人は牛乳を飲まない方が良い [慢性腎不全]

牛乳はカロリーが高くエネルギーを得るにはもってこいのものです。。
昔から牛乳を飲む習慣がある高齢者の中には、牛乳を飲むと力が出てくると言う人も結構います。

しかし慢性腎不全の方はできれば飲まない方が良いと僕は思います。

牛乳には確かに豊富たビタミンとミネラルが含まれており、
それ自体は健康な人にとっては体に良いものに違いありません。
しかし牛乳には慢性腎不全の方にとっては天敵ともとれる、
カリウム・リンがかなり多く含まれているのです。

牛乳コップ1杯当たり200ccの中には
タンパク質は6~7gとそれほど多くは入っていませんが、
カリウム・・・約300mg
リン・・・・・約190mg 入っています。

慢性腎不全の方は、このカリウムやリンまたタンパク質が分解してできる老廃物を尿として排出することがなかなかできません。

血液中のカリウムの濃度が高くなると、心臓に負担がかかり、
不整脈を引き起こし心不全の原因にもなります。

また血液中のリンの濃度が高くなると、骨からカルシウムの放出を招き、骨自体が弱くなり骨粗しょう症になりかねません。

この牛乳に含まれるカリウムの量は、魚のアジやホッケ100g、納豆50gや大豆50gに含まれているカリウムの量とほぼ同じくらいに相当し、かなり高いと言わざるを得ません。

また牛乳に含まれるリンの量は、牛・豚のレバー50g、うに50g、たらこ50gに含まれるリンの量に相当します。

このことから慢性腎不全の方は牛乳を飲まない方が良いと僕は考えます。。

コップ1杯の牛乳を飲むよりは、その分野菜を多めに食べた方が食事も豊かなものになり、その方が良いんじゃないのかなあ?と僕は思うのですが。



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