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食物繊維は体の役に立つのか?食物繊維の必要性

食物繊維は豆類・野菜・きのこ・海藻に多く含まれています。
食物繊維の定義としては、『人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体』ということになります。
さてこの食物繊維、腸から吸収されることはないので僕たちの体の組織、細胞にとっては役に立たないものではないのか?という疑問を持ってしまいます。
(正確には食物繊維は全く腸から吸収されないわけではなく、ほんの数%は吸収されると考えられています。)

食物繊維を多く摂ることによって、
便秘が解消される、腸での糖質の吸収が遅くなり血糖値の急激な上昇を抑えられる、コレステロールの吸収を妨げることができるなどいろいろな健康効果は言われています。
しかしこれらのことは食物繊維を摂取しなければならない必須条件にはならないような気がします。

僕が考える食物繊維の最も重要な働きは、、
腸内の老廃物また有害物質を便とともに体外に排出することだと思います。

腸内に老廃物また有害物質が貯まると体を壊す原因になります。
食物繊維はこれらの老廃物また有害物質に絡みつき、一緒になって便として体外に出ていくのです。
このことが僕達が食事の際、食物繊維を摂取しなければならない本当の理由だと僕は考えます。


厚生労働省2010年版食事摂取基準では一日の食物繊維の摂取の目標量を成人男性19g、女性17gとしています。
欧米型の食生活が普及している現在、日本人の食物繊維の摂取量はこの数値を下回っているのが現状です。

キャベツやシイタケを食べた時は、なんか食物繊維を豊富に摂取したような気になりますが、
実際キャベツ100g中食物繊維は1.4g、シイタケ100g中食物繊維は3.5gしか入っていません。
キャベツだと一日丸ごと一個食べなければ食物繊維の摂取目標量をクリアできないことになります。
しかしワカメなどの海藻類には野菜・きのこの約10倍以上の食物繊維が入っていますので、
食物繊維の一日の摂取目標超えるには野菜やきのこに頼るだけでは難しく、食事に少しでも海藻を取り入れるのが効果的だと思います。

健康を維持する上で日頃から積極的に食物繊維を摂取するよう心掛ける必要があると僕は思います。
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