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コーヒーは糖尿病の予防に効果があるが、糖尿病の改善には逆効果である。 [糖尿病予防]

僕はとにかくコーヒーが大好きで、一日10杯以上コーヒーを飲みます。
コーヒーといってもインスタントコーヒーに砂糖もミルクも入れないブラックコーヒーです。

インスタントコーヒー1杯150g当たり約60mgのカフェインが含まれています。
このカフェインが糖尿病と深く関わっているのです。

・コーヒーのカフェインは糖尿病の予防に効果があります。

カフェインは体内のPGC-1aという遺伝子を活性化します。
PGC-1aには細胞内のミトコンドリアを活発化させたり、ミトコンドリアを増殖させる働きがあります。
カフェインによって活発化、増殖したミトコンドリアは細胞内の脂肪の燃焼を促進させ代謝量を増やします。
このことは運動したのと同じ作用であり、肥満の防止に繋がります。
糖尿病になる原因の多くが、肥満や運動不足であることを考えると、
コーヒーを飲んでカフェインを摂るということは糖尿病の予防に効果があると言えるでしょう。

外国の様々な研究報告を調べてみて言えることは、
コーヒーを一日4杯以上飲む人は、飲まない人に比べて糖尿病の発症率が大幅に低下するということです。
また日本人の研究でも、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて糖尿病の発症率が20%低いという報告があります。

・コーヒーのカフェインは糖尿病の改善に逆効果です。

カフェインによって細胞内のミトコンドリアの働きが活発化され、またミトコンドリアが増殖されることによって、細胞内の脂肪の燃焼が促進され代謝量が増えるということを書きましたが、
このことは反面、血液中のブドウ糖がエネルギーとして消費される量を減らしてしまうということに他なりません。
血液中のブドウ糖の減少を少なくしてしまうことになります。

コーヒーを飲んでカフェインを摂ると、血糖値を下げる意味でマイナスの効果になってしまうのです。
つまり、既に糖尿病を発症している方にはコーヒーを飲むことは糖尿病の改善に逆効果となってしまうのです。

特に食後にコーヒーを飲むと、血糖値が下がるまでに時間がかかるようになり、
血糖値のコントロールもうまくいかなくなってしまいます。

コーヒー以上にカフェインを多く含んでいる紅茶、玉露、
特に玉露はコーヒーの4倍ものカフェインを含んでいるため、
コーヒー以上に糖尿病の予防に効果があり、
また糖尿病の改善には逆効果なものと言えるでしょう。

日本人に馴染みの深い煎茶にはコーヒーの半分くらいのカフェインしか入っていませんが、
飲む量を多くすればコーヒーと同じ効果、また逆効果をもたらすことになります。

追記 この記事で書いているコーヒーとは、あくまでもブラックコーヒーのことです。

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