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過敏性腸症候群の原因とその治し方

僕は子供の頃からおなかが弱く、すぐ下痢になりやすい。
一番しんどい思いをしたのはバスに乗った時です。
バスにはトイレがなく、また田舎を走っているバスですからバス停とバス停の間の距離が長く、
バスに乗っていて、おなかの調子が悪くなり額に汗をかくほど我慢したことが何回もありました。
今思い出してもぞっとしますが。
こういうことももしかしたら過敏性腸症候群に入るのかもしれません。

『過敏性腸症候群』とは
大腸の働きおよび分泌の機能の異常で起こる病気の総称です。
個々には、神経性腸炎、粘液性腸炎などと呼ばれます。

現代病の一つと考えられ、消化器科を受診する半数の方がこの病気に該当すると推定されています。

目で見ることができない病気で、レントゲン検査・血液検査・腸内検査等でもわかりません

〇いつも下痢気味で一日に何回もトイレに行く。
〇食べるとすぐ下痢になる。
〇ガスの発生でおなかが張ってしまう。
〇急に腹痛を引き起こす。
〇便秘が続く。
〇便秘と下痢を交互に繰り返す。

こういった症状が一時的なものでなく、3ヶ月以上も続いた場合、
過敏性腸症候群を発症している可能性が高いです。
過敏性腸症候群には『血便』は決して認められません

なぜ大腸の働きが悪くなったり、腸内での分泌の異常が起こるのか?
それは腸の中に存在する『セロトニン』という神経伝達物質の増加です。
『セロトニン』の90%が腸内にあり、これが増えると、 腸の運動や分泌の機能に異常をきたします

〇腸のぜん動運動が活発になり過ぎると、
腸の内容物から水分が十分に吸収されなくなる→下痢

〇腸のぜん動運動が減少すると、
内容物が腸に留まる時間が長くなり水分が吸収され過ぎる→便秘

「脳と腸は神経で密接に繋がっていて、腸の機能を脳がコントロールしています。」

腸内の神経伝達物質『セロトニン』が増加する原因としては、

・日々のストレス  ・過度な緊張
・精神的な不安定さ(自律神経失調症)
・もともと心配性、神経質な性格
・食生活の乱れ、暴飲暴食
・アルコールの多量摂取
・不規則な生活習慣

これらが原因となって、脳がストレスを感じると、
腸の中の神経伝達物質『セロトニン』を増加させてしまうのです。

腸内の『セロトニン』が増加しないよう、これらの原因を取り除けば良いのですが、
食生活、生活習慣等は自分の努力で次第で直せることもあります。
また下痢・便秘ともに食物繊維を豊富に摂ることが有効ですので、
積極的に食物繊維を摂るよう心掛けることも大事です。

しかし、精神的なものはなかなか自分では改善することができません。

過敏性腸症候群の治療法としては、
・セロトニンが増加しない薬を飲む等、消化器科での薬物治療
・精神科での心理療法、カウンセリング
になります。

過敏性腸症候群は発症すると、なかなか治らない病気です。
おなかの調子が悪い状態が慢性化すると、過敏性腸症候群を発症してしまいますので、
早めに医師の診察を受けた方が良いと思います。
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コンビニ強盗事件に思う:コンビニ強盗を未然に防ぐために

僕はコンビニで深夜仕事をしています。
深夜というと、日中と比べてある程度強盗にも気をつけなければなりません。

先日近隣のコンビニに朝4時頃、刃渡り30センチの刃物を持った強盗が押し入り、
一人店に居たオーナーを脅しレジの現金十数万円を奪って逃走するという事件が発生しました。
オーナーが無事だったのがなによりですが。

どこのコンビニでも深夜は二人以上の勤務体制をとるようコンビニ本部から指導されていると思うのですが、
おそらくそのコンビニでは人件費を削減するためにオーナーが一人で深夜勤務していたのでしょう。

人件費はコンビニのオーナーにとっては一番の負担になるのは分かりますが、
深夜一人の勤務はかなりの危険性を伴うということも十分理解しておかなければなりません。

確かに僕の住んでいるところは岩手の田舎で、
都会と比べると治安は比べものにならないくらい良いと思います。
しかし2年前の震災の影響で、土木・建設関係の仕事が増え、県外からの人の出入りも多く、
また震災の影響で仕事を失い日々の生活に困っている人も大勢います。

このような現状を鑑みると、深夜のコンビニに強盗に入ろうと考える人が出てくることを容易に推察されることなのに、
深夜一人で勤務していたというのは、軽率な行動と言わざるを得ません。

強盗に入る人は、事前に1回は店の下見に来る筈です。
その時にキチンとした2人以上の勤務体制であることが分かれば、
強盗に入るのを辞めると思います。
そのためにも深夜店に来たお客さんには恣意的に、この店は2人以上の勤務体制なんだと分からせる必要があります。
深夜お客さんが来店したら、面倒でもレジの付近に2人の姿を登場させるよう気を使わなければなりません。

もちろんお客さんが入店した際は、お客さんの顔を見て二人で大きな声で挨拶するのはいうまでもありません。
強盗目的で店に入ってきた人も、大きな声で『いらっしゃいませ。』と言われたら、
強盗する気も失せてしまうに違いありません。

このことが深夜強盗を未然に防ぐ最善の方法だと思いますし、
深夜コンビニに勤務してる人の最低限の行動規範だと考えます。

血糖値が高いと診断されたら:安易に医者にかからない [糖尿病予防]

健康診断等で血糖値が高めという検査結果を受ける人もいると思います。
「これは大変。」と病院に行き医師に相談するわけですが、
相談すると間違いなく薬を処方されるのではないでしょうか。
いわゆる血糖値を下げる薬を出されると思います。

確かに糖尿病は合併症として、失明する危険がある網膜症や腎症、神経障害を引き起こす怖い病気には違いありません。
しかし血糖値が高めだからといって安易に血糖値を下げる薬を飲むことにも危険があります。

血糖値を下げる薬には、逆に低血糖を招いてしまったり、体重が増加したりむくんだり、また肝臓障害をもたらしたりする副作用を引き起こす可能性があるからです。

基本的に空腹時の血糖値が126mg/dl以上で糖尿病と診断されますが、
2010年に糖尿病の診断基準が改定され、血液中のヘモグロビンの量も判断基準として用いられるようになると、
今まで糖尿病の疑いがあると診断されていた人でも糖尿病と判定されてしまうようになりました。
近年日本人の糖尿病患者数が急激に増加しているといわれるようになった一因にこの糖尿病の診断基準の改訂があります。

血糖値が高い、つまり血液中のブドウ糖の濃度が高くなる原因として、
・すい臓から分泌されるインスリンの量の低下
・細胞が血液中のブドウ糖をうまく取り込めない

大きくこの2点が考えられますが、
空腹時の血糖値が200mg/dl以上の重度の糖尿病でないかぎり、
この血糖値を高くしている要因は血糖値を下げる薬に頼らなくとも、
食事療法、運動療法だけで十分改善できると思います。

特に有酸素運動(歩行・ジョギング・水泳・軽いストレッチなど)を行うことによって、
半ば強制的に細胞は血液中のブドウ糖を取り込まざるおえなくなるので、
結果、血糖値はおのずから下がることになります。
運動するということは、血糖値を下げる薬を飲むのと同じ効果があるのです。
そして運動には血糖値を下げる薬のような副作用がありません。

血糖値が高めと言われ、安易に医者にかかり、副作用を気にしながら一生血糖値を下げる薬を飲むようにならないためにも、
まずは、肥満傾向の方は食事で改善し、運動不足の方はこれを機に毎日運動する習慣を身につけてはいかがでしょうか。
それでも次の検査で血糖値が高いという結果が出たなら、
その時初めて医者にかかっても遅くないと僕は思います。
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シナモンで血糖値を下げる:糖尿病の改善に効果 [糖尿病予防]

昨日の記事で、ハゲ対策として僕がシナモンを入れてコーヒーを飲に始めたことを書きましたが、
実はシナモンには血糖値を下げるという明らかな効能があります。

アメリカの糖尿病学会のシナモンに関する研究で、
60人の糖尿病患者に60日間、1,3,6gのシナモンを服用してもらった結果、
いづれの場合も血糖値に大幅な改善が見られたと報告しています。

シナモンには抗酸化作用のほかに、すい臓から分泌されるホルモン『インスリン』の働きを助ける効果があることは以前から分かっています。

シナモンとは熱帯アジアに生息するクスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させて作られる香辛料です。
アップルパイ、シナモンロール、シナモンティーなどでお馴染みとなっています。
ガムにもシナモンが入っているものもあります。

シナモンの成分はというと、
・シンナムアルデヒド(シンナミルアルデヒド)
・オイゲノール
・タンニン
・MHCP(シナモンエキスとも呼ばれています。)

このシナモンの4つの健康に良い成分すべてが、糖尿病の改善・ 血糖値を下げる効果をもたらしています。

シンナムアルデヒド(シンナミルアルデヒド)
シナモンの成分の半分以上を占めている成分で、
シナモン独特の香りと苦味の元になっています。
毛細血管を修復する働きがあり、血行を促進し血液が抹消血管まで届くようにします。
その特有の香りに胃の働きを活発にし、消化を促進する働きもあります。
また鎮静作用もあり、興奮を鎮める働きもします。

オイゲノール
抗酸化作用に優れ、血管の老化を防止し動脈硬化を防ぎます。
また強い殺菌作用もあり、歯痛の際の痛み止めとしても用いられています。

タンニン
抗酸化作用があり、高血圧や血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
また血液中のコレステロールを調整する働きもあります。

MHCP(シナモンエキス)
水溶性のポリフェノール化合物で、インスリンの作用と同じような働きをします。

これらの成分の相乗効果により、シナモンは血糖値を下げたり糖尿病を改善する効果を発揮すると思われます。

血糖値が高いと言われ悩んでいる方、糖尿病を患っている方は、
是非一度シナモンを僕のようにコーヒーに入れて飲んだり、
紅茶に入れて飲んだりしてみてはいかかがでしょうか。
アメリカの糖尿病学会の報告通りですと、2ヶ月でその効果が実感できると思います。

ただしシナモンにわずかに含まれているクマリンやオイゲノールといった成分は、
摂り過ぎると肝臓を悪くしてしまうおそれがありますので、
シナモンの過剰摂取には十分に注意しなければなりません。
一日に1g程度を目安にした方が良いと言われています。

そして妊娠また授乳している女性はシナモンを摂取しない方が良いと唱える人も一部いますので、
万が一のことを考え、そういう方は止めた方がいいでしょう。
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シナモンでハゲ対策:僕の育毛実践

僕の近年の一番の悩みは『ハゲ』です。
正確にいうと、頭髪が年々薄くなってきていて、
今では透けて頭皮が見える状態にまでなってしまいました。
モト冬樹さん状態になるのも時間の問題のような気がします。
モト冬樹さんほどの有名人であれば、ハゲてても女の子にもてるだろうけども、
僕みたいな一般人が禿げると致命的です。
恋することにも臆するような気分になります。

会社の女の人は、『どうして男の人ってそんなに髪の毛が薄くなるのを気にするのかなあ?』と言ってますが、
僕にとっては何よりも大事なことであって、
やはり当の本人にしかその悩みは分からないものである。

ネット上でよくCMされている育毛トニック「ポリキュアEX」にしようか、
それとも思い切って、男性ホルモンを抑制する薬「プロペシア」を購入しようか、
人知れず色々と考えていました。

しかしつい先日『シナモンに育毛効果がある。』ことを知って、
僕が実践するのに格好の材料だと思え、
早速近くのスーパーに行って買ってきました。
シナモン.jpg
この胡椒と同じくらいの小ビンの中にシナモンが14g入って188円と僕にとってはお手頃。

僕はコーヒーが好きで毎日インスタントのブラックコーヒーを10杯くらい飲みますので、
その時にコーヒーにシナモンを入れて飲んでみようと思います。
これなら絶対忘れることがないし、手間もかかりませんし、手軽にシナモンを摂取することができます。
一日1gを目安に使うと、ちょうど2週間で使い切ってしまう計算です。
早速コーヒーにシナモンを入れてみました。
シナモン入りコーヒー.jpg
シナモンはなかなかコーヒーには溶けない、というよりも上に浮かんでいるといった感じです。
しかし、シナモンは香りがすごいなあ。
コーヒーを口に入れるたびにシナモンの香りが鼻につきます。
でもコーヒーの味自体はいつもと変わらないので安心しました。

シナモンには健康に関して様々な効能があります。
・血行を促進させ、高血圧・糖尿病・動脈硬化の予防・改善。
・消化を促進させ、胃や腸を健康に保つ。
・鎮痛作用や解熱作用の効果。
そして、
・毛細血管を修復し、美肌を保つ効果に加え、
 頭髪の育毛・薄毛の予防。
 
まさまだ書ききれないほど健康に良い効能がシナモンにはあります。

そして僕が一番シナモンに期待するのが、 『頭髪の育毛・薄毛の予防』の効果です。

シナモン特有の香りとスパイシーな苦味の元になっているのは、
シナモンの成分の半分以上を占めている『シンナムアルデヒド(シンナミルアルデヒド)』という物質です。

このシンナムルアルデヒドには毛細血管を拡張したり、修復するという働きがあります。
この働きにより血液が抹消血管の隅々にまで行き渡るようになります。
頭皮の毛細血管も活性化されることから、頭髪の育毛に効果があり、薄毛の予防にもなるということです。

自分としては半年くらい飲み続ければ効果が現れるのではないか?と期待してるのですが。
育毛と同時に、顔のシワやシミも減少してくれたら最高です。


追記 約2ヶ月実践した結果、
シナモンでハゲ対策 断念しました。』
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思わず感心、トマト料理:満天★青空レストランを見て

今夜の満天★青空レストランは、栃木県鹿沼市を舞台にトマトの『ふくあかね』と『サンマルツァーノ』を食材に放送していました。

番組の中で作ったトマト料理に「こういうトマトの食べ方も有りかやー。」と見ていて思わず感心しました。

僕が感心したトマト料理を挙げてみます。

トマトを輪切りにし、上にモッツァレラチーズを乗せる
いつも僕んちではトマトをただ切っただけで食べています。
トマトの上にチーズを乗せて食べるなんて考えもしなかった。
僕が知らなかっただけなのかもしれませんが、
これを見て思わず、「こういう食べ方もあるのかー。」
うちにトマトとモッツァレラチーズがあれば、すぐ試しに食べてみたと思います。
トマトを切って、その上にただモッツァレラチーズを乗せて食べるという、あまりに簡単な料理なので『青空レストラン』のホームページにも掲載されていません。
+トマト+モッツァレラチーズ.jpg

イタリア産まれのモッツァレラチーズはクセがなく少し弾力があるので、
口に入れるとうまくトマトを包み込みトマトの旨味を感じさせてくれるのでしょう。

輪切りにしたトマトをフライパンで焼いて、その上にスライスチーズを乗せさらに加熱する
トマトを焼くということに、目からウロコというか驚きましたが、さらにスライスチーズを乗せ加熱すると、チーズがトマトの上でトロリと溶けて、ほんと美味しそうでした。

トマトを焼くということを僕は今まで思ったこともありませんでした。
トマトを焼くと、甘みや旨味が増すそうです。
その焼いたトマトに溶ろけたチーズ、どちらが引き立て役になっているのかな?
僕としては、トマトの甘みや酸味で溶ろけたチーズを味わいたいといったところかなあ。
ふくあかねのチーズのせ焼き.jpg
ふくあかねのチーズのせ焼き
・トマトを輪切りにし塩コショウをする。
・フライパンにオリーブオイルを敷いて焼く。
・さらにスライスチーズを乗せ蓋をして加熱する。
・ドライバジルをふってできあがり。

どちらの料理も僕でも簡単に作れそうだし、何よりマジで美味しそうだったので近々自分でもやってみたいです。

番組内で作った他のトマト料理も青空レストランのホームページに詳しく載っていますのでご覧になってみてください。
ホームページは『青空レストラン』です。

もしかすると、どちらのトマトの食べ方も定番なのかなあ?
僕が料理に関して無知なのかもしれないなあ。

理に適った魔法のだし『ベジブロス』の抗酸化パワー:NHKゆうどきネットワークを見て

今日のNHKゆうどきネットワーク生活向上委員会では、
『ベジブロス』を取り上げていました。

『ベジブロス』という言葉は僕自身初めて耳にしたものですが、
ベジタブル+ブロス(野菜+だし)の略です。

基本的には料理に使った野菜の余った部分、普通は捨ててしまう野菜の屑を煮込んで作るスープのことみたいです。

普段は生ゴミとして捨ててしまう野菜の屑を、料理酒を少々加えた水で20~30分程度煮込むと出来上がります。
(料理酒を入れることによって臭みが取れるそうです。)

この野菜のだし、ベジブロスは栄養の宝庫と言っても良いでしょう。

野菜の屑として捨ててしまう、例えば、人参の皮・玉ねぎの外側の皮、長ネギの青い部分には、
実は実際食べる部分の数倍のポリフェノールやカロチンが含まれています。
植物は紫外線や外敵から身を守るため、外側の皮に抗酸化力の強い成分を多く含んでいるのです。

この野菜の屑となる部分を水で煮込むことによって、
強い抗酸化力を持った成分や旨味成分が水に溶け、
健康に良い美味しい『ベジブロス(野菜のだし)』が誕生するのです。

このベジブロスですが、どのように使用するかというと、至って簡単で、
普段料理に使う水の代りに用いるのです。

味噌汁に使っても良いし、カレーやミネストローネなどなど、
兎に角水の代りに使うことによって、料理の旨味は増すし、栄養も豊富になります。
少々調味料を加えて、そのままスープとして味わうのも有りです。
またベジブロスで炊き込みご飯を作っても良いでしょう。

番組を見て、一番興味深かったのは、幼稚園児の給食にベジブロスを使うようになってから、
園児が風邪で休み日数が、以前は園児一人当たり年間6日間くらいだったのが、1日になったという幼稚園の園長のお話でした。
(番組内ではグラフを用いて説明していました。)

ベジブロスに含まれる抗酸化力の強い成分が、風邪を引きにくくしたり、風邪の治りを早めるためだろう、
と番組内では説明していました。

確かに様々な体に良い成分が沢山詰まっている野菜の皮などを生ゴミとしてただ捨てるのはもったいないことです。

『ベジブロス』、多いに勉強になりました。

詳しい情報は、NHKゆうどきネットワークホームページ『http://nhk.jp/you-doki』をご覧になってみて下さい。

コーヒーは糖尿病の予防に効果があるが、糖尿病の改善には逆効果である。 [糖尿病予防]

僕はとにかくコーヒーが大好きで、一日10杯以上コーヒーを飲みます。
コーヒーといってもインスタントコーヒーに砂糖もミルクも入れないブラックコーヒーです。

インスタントコーヒー1杯150g当たり約60mgのカフェインが含まれています。
このカフェインが糖尿病と深く関わっているのです。

・コーヒーのカフェインは糖尿病の予防に効果があります。

カフェインは体内のPGC-1aという遺伝子を活性化します。
PGC-1aには細胞内のミトコンドリアを活発化させたり、ミトコンドリアを増殖させる働きがあります。
カフェインによって活発化、増殖したミトコンドリアは細胞内の脂肪の燃焼を促進させ代謝量を増やします。
このことは運動したのと同じ作用であり、肥満の防止に繋がります。
糖尿病になる原因の多くが、肥満や運動不足であることを考えると、
コーヒーを飲んでカフェインを摂るということは糖尿病の予防に効果があると言えるでしょう。

外国の様々な研究報告を調べてみて言えることは、
コーヒーを一日4杯以上飲む人は、飲まない人に比べて糖尿病の発症率が大幅に低下するということです。
また日本人の研究でも、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて糖尿病の発症率が20%低いという報告があります。

・コーヒーのカフェインは糖尿病の改善に逆効果です。

カフェインによって細胞内のミトコンドリアの働きが活発化され、またミトコンドリアが増殖されることによって、細胞内の脂肪の燃焼が促進され代謝量が増えるということを書きましたが、
このことは反面、血液中のブドウ糖がエネルギーとして消費される量を減らしてしまうということに他なりません。
血液中のブドウ糖の減少を少なくしてしまうことになります。

コーヒーを飲んでカフェインを摂ると、血糖値を下げる意味でマイナスの効果になってしまうのです。
つまり、既に糖尿病を発症している方にはコーヒーを飲むことは糖尿病の改善に逆効果となってしまうのです。

特に食後にコーヒーを飲むと、血糖値が下がるまでに時間がかかるようになり、
血糖値のコントロールもうまくいかなくなってしまいます。

コーヒー以上にカフェインを多く含んでいる紅茶、玉露、
特に玉露はコーヒーの4倍ものカフェインを含んでいるため、
コーヒー以上に糖尿病の予防に効果があり、
また糖尿病の改善には逆効果なものと言えるでしょう。

日本人に馴染みの深い煎茶にはコーヒーの半分くらいのカフェインしか入っていませんが、
飲む量を多くすればコーヒーと同じ効果、また逆効果をもたらすことになります。

追記 この記事で書いているコーヒーとは、あくまでもブラックコーヒーのことです。

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マヨネーズは体に良いのか悪いのか?

マヨネーズは人間の体にとって良いのか悪いのか?
このところずっと気になっていました。

僕は普段マヨネーズを使うことがありません。
マヨネーズ→油分が多い→体に悪い
という固定概念があり、料理で、例えばブロッコリーにかけられてきた時は食べますが、
自分から率先してマヨネーズをかけて食べるというようなことはありません。

実際のところどうなのか?
マヨネーズの成分をもとに僕なりに考えてみることにしました。

一般的に自宅で簡単にマヨネーズを作るには、
卵黄1個に酢を大さじ2杯加えて、兎に角良く混ぜた後に、
塩と胡椒を少々入れ、それにサラダ油を少しずつ良く掻き混ぜながらコップ1杯くらい入れるとオリジナルなマヨネーズができます。
サラダ油のかわりにオリーブオイルを使っても良いわけで、
自宅で作ったマヨネーズで体への影響を考えた場合、使う油によって体への影響が違ってくるので、かなり難しいことになります。

ので、今回は家庭でお馴染みの『キューピーマヨネーズ』で考えてみることにします。

『キューピーマヨネーズ』の15g大さじ1杯当たりの栄養成分は、
エネルギー100kcal たんぱく質0.4g 脂質11.2g
炭水化物0.1g ナトリウム105mg となっています。

『キューピーマヨネーズ』の原材料はというと、、
食用植物油脂が約70%、その他の約30%が卵黄・醸造酢・調味料・香辛料です。

体への影響を考える上で一番問題になってくるのが、
栄養成分のほとんどを占める脂質、その材料になっている食用植物油です。

『キューピーマヨネーズ』で使用している食用植物油の組成は、
オレイン酸約53% リノール酸約27% α-リノレン酸約8% です。

オレイン酸・・・不飽和脂肪酸でエネルギーの源になり、
        血液中の悪玉コレステロールを減少させる。
        体内の活性酸素の活動を抑制する働きがあるので
        生活習慣病の予防・改善に効果がある。

リノール酸・・・不飽和脂肪酸で体内で作ることができない
        必須脂肪酸のひとつ。
        コレステロールを減少させる。
        過剰摂取は善玉コレステロールを減らしてしまうので
        注意しなければならない。

α-リノレン酸・・不飽和脂肪酸で血液中の善玉コレステロールを増やし、
        悪玉コレステロールを減少させる。
        生活習慣病、特にガンの予防に有効とされている。

このように『キューピーマヨネーズ』に使われている食用植物油は、
ほとんどが体にとって良い不飽和脂肪酸です。

含まれている炭水化物(糖質)もかなり少ないことから糖尿病の方にとっても良い食品ということもできます。
実際マヨネーズのGI値(血糖値の上昇を表す数値)15という低い数値からも解ります。

以上のことから考えると、少なくとも『キューピーマヨネーズ』に関しては、
体に良い食品ということが言えると思います。

家庭でマヨネーズを作る場合に、オリーブオイルを使用すれば、
ほぼ『キューピーマヨネーズ』と同じ脂質の組成になり、
体にとって良いものになります。

サラダ油を使ってマヨネーズを作った場合、
サラダ油はオレイン酸よりもリノール酸を多く含んでいるため、
過剰摂取すると、善玉コレステロールの減少を招いてしまい、
逆に体にとって悪いものになってしまう恐れがあります。

チーズとバターの違いは何か?

チーズというと、真っ先に頭に思い浮かぶのがピザのトロリとした部分です。
バターはというと、牡蠣やホタテをフライパンで焼く時によく使います。

まあ、この程度しかチーズとバターに関しての知識がなく、
大体僕の住んでいる田舎ではあまりチーズもバターも食べる機会が少ないという現状もありますが。

さてそれではチーズとバターはどう違うのでしょうか?

まず最初に頭に入れて置かなければならないのが牛乳の成分です。

一般的な牛乳の成分は、
水分約88%  たんぱく質約3.5% 脂質約3.5%
炭水化物約5%  その他ミネラル・ビタミン等になります。

チーズの作り方は、

①低温殺菌牛乳を加熱する。
(高温殺菌牛乳ではたんぱく質が分解しているためうまく固まらないため。)

②乳酸菌を加え発酵させる。
(20~30分くらいで発酵しますが、乳酸菌の代りにプレーンヨーグルトを使った場合は発酵が終わるまでに半日くらいかかります。)

なぜ乳酸菌を加えるかというと、
牛乳の中の炭水化物(乳糖)・たんぱく質・脂質を分解しチーズ独特の酸味や風味を出してくれたり、
乳酸菌を加えることにより酸性度が増し凝固を促進させてくれたり、
雑菌の増殖を抑えてくれるからです。

③レンネット(凝固酵素)を入れると20分くらいで固まります。

④固まりをざるや布を使って水分(ホエーまたの名を乳清)から分離する。

こうしてできた固まりがフレッシュチーズです。

これに旨味を出すために一週間程熟成させたのがナチュラルチーズになります。

つまりチーズは簡単にいうと、 牛乳から水分を除いた物(たんぱく質・脂質・炭水化物の固まり)ということができます。

バターの簡単な作り方は、

①低温殺菌のノンホモ牛乳をペットボトルに半分くらい入れて、
あとは体力勝負です。
カシャカシャと30分くらい振っていると少しですが固まりができてきます。

この固まりがバターです。
500mlの牛乳から約10g小さじ1杯のバターしかできません。

それもそのはず、バターは牛乳の脂肪分のみ だからです。

(ノンホモ牛乳とは脂肪分を機械で細分化していない牛乳です。
普通の牛乳は輸送時等のことを考えて既に脂肪分は細かくされているため、バターを作ることはできません。)

なぜ牛乳を振るとバターができるのか(脂肪が分離されるのか)というと、
牛乳の中の脂肪分はたんぱく質に閉じ込められているため、
振ることによりたんぱく質を壊すと脂肪が出てきて、脂肪分同士がくっ付くからです。

簡単にいうなれば、
チーズとは、牛乳から水分を除いた炭水化物・たんぱく質・脂質等の固まり。
バターとは、牛乳の中の脂質の固まり。
という僕なりの結論になりました。


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