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タラの芽の効果・効能を考える

僕んちの今晩の食卓には、近くの山から採ってきたタラの芽の天ぷらが置かれていました。

桜が咲く頃になると、タラの芽、ワラビといった山菜も採り頃になります。

タラの芽が『山菜の王様』と呼ばれているなんて夢にも思わず、
この季節親父が山に行って採って来るタラの芽をなんの気なしに食べていましたが。
タラの芽は少し苦味がありますが、ふくよかな味わいがあり美味しくて僕は好きです。。

タラの芽の健康上の効能としては、
・高血圧の予防・改善
・食後の血糖値の上昇を穏やかにしてくれる
この2点になると思います。

タラの芽の栄養成分はというと、100g中
水分90g たんぱく質4g 食物繊維4g 他になります。

特筆すべき点は、カリウムを460mg含んでいるということです。

普通食べている野菜よりカリウムが多く入っており、タラの芽よりカリウムを多く含む野菜となると、ほうれん草、にんにく、ニラくらいなものです。
カリウムは血液中の塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあります。
このくらい多量のカリウムを含んでいるのなら高血圧の予防・改善に効果があるのは間違いでしょう。

タラの芽は糖尿病の予防・改善に効果があるといわれています。
タラの芽にエラトサイドという血糖値を下げる効果のある成分が発見されてから、
特にいわれるようになりましたが。

しかし僕が考えるに、このエラトサイドという成分ですが、
確かにタラの芽には含有されているのでしょうが、その含有量が問題なのです。
研究所しか確認することができないほどの量であるのならば、
それはエラトサイドという糖尿病の予防・改善に効果がある成分を含んでいるといっただけであり、
実際タラの芽を食べたとしても効果はないに等しいものであると考えます。
エラトサイドが今まで発見されていなかったということは、
それだけ極少量しかタラの芽には含有されていないということです。

タラの芽に含まれているエラトサイドという成分が、
大学の研究室でしか確認することができないほどの量でしかないのであれば、
タラの芽が糖尿病の予防・改善に効果があるとはいえないでしょう。
ですからタラの芽にエラトサイドが含まれているから糖尿病の予防・改善に効果があるというのは間違いであると思います。

タラの芽に食後の血糖値の上昇を穏やかにする効能があるのは食物繊維を多く含んでいることから解ります。

食物繊維は摂取した糖質が胃から腸へ移動する時間を遅れさせたり、
腸での糖質の吸収を妨げたりします。
また糖質を吸着し対外に排泄する働きもあります。

この食物繊維を多く含むという点では、
タラの芽は糖尿病の予防・改善に効果があるといえるでしょう。

何の食材・食品でもそうですが、健康上有益な成分を含んでいるといっただけでは意味がないものであり、
実際その食材・食品を食べた時の効果・効能というのは、その成分の含有量にあると僕は思います。
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