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牛乳と柑橘系の果物の食べ合わせは悪いのか?実際試してみました。

一般的に牛乳と柑橘系の果物の食べ合わせは良くないと言われています。

それは柑橘系の果物の酸が牛乳のたんぱく質を凝固させるためお腹をこわしてしまう、という理由みたいですが。
牛乳のたんぱく質が凝固というよりは、水と分離すると言った方が理解し易いかもしれません。

それではと、たまたま茶の間のテーブルに柑橘系の果物があったので、
(おそらく伊予柑だと思いますが。)
物は試しと、牛乳と一緒に食べてみました。

牛乳と伊予柑.jpg

食べてから2時間経ってもおなかの調子は一向に悪くなりません。
もともと僕は胃腸が弱い方なので間違いなくお腹をこわすだろうなあ、
と予想していたんですが。

柑橘系の酸は本当に牛乳のたんぱく質を凝固させるのか?
疑問に思い、実際牛乳の中に柑橘系の果物を搾って、汁を入れてみました。

3牛乳+柑橘.jpg

なんら変化がないように見えますが、コップの底にたんぱく質が凝固したものが沈殿していました。

1牛乳+柑橘.jpg

コップにその沈殿物が付いているのが判ると思います。

ではなぜおなかの調子が悪くならなかったのか?

実はそもそも牛乳を飲むと胃酸のせいでお腹では牛乳のたんぱく質は凝固(分離)されてしまうのです。
牛乳を飲むだけでお腹の調子が悪くなる人がいるのはそのためです。
ですから牛乳と柑橘系の果物を一緒に食べようがお腹にとってそれ以上の問題にはならないのです。

反対に、柑橘系の果物の酸っぱさの元になっているクエン酸は、
牛乳の消化吸収を促進させるということが、
ラットを使った研究で報告されています。

ただ柑橘系の果物を食べながら牛乳を飲むというのは微妙に美味しくありませんけども。

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