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糖尿病患者はなぜ認知症になりやすいのか?

現在全国の糖尿病患者の数は推定890万人だそうです。
糖尿病患者の急激な増加の原因はいろいろ考えられますが。

さて糖尿病患者の認知症になるリスクは、そうでない人に比べて2倍ににもなると報告されています。

血糖値が高いと体のいろいろな組織に悪影響を及ぼします。
糖尿病の合併症としては、目が見えなくなる、人口透析をするようになる、手足が痛くなったり、しびれたりする、といったいわゆる糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害が
糖尿病の「三大合併症」と呼ばれています。

認知症も広い意味では糖尿病に合併症といえるかもしれません。

なぜ糖尿病の患者が認知症になるリスクが高いのか?
まだハッキリとは解明されていませんが、すい臓から分泌されるインスリンとの関係が考えられています。

認知症の一種であるアルツハイマーは脳内の異常たんぱく質アミロイドβの蓄積が原因となっています。
このアミロイドβですが、実は脳内のインスリンがアミロイドβが脳に貯まらないよう分解しているのです。
しかし血糖値が高いとインスリンは血糖値を下げるために血液中に集中してしまいます。
そのため脳内のインスリンの量が減るため、異常たんぱく質アミロイドβの分解が進まなくなり、
脳内にアミロイドβが蓄積されてしまうのです。
この脳に蓄積されたアミロイドβがアルツハイマーを引き起こしてしまうのです。

こういったインスリンの働きが糖尿病患者が認知症になるリスクを高めていると考えているわけです。

ちょっと違った面から見れば、糖尿病を発症する人の生活習慣が、認知症の発症にも影響を及ぼしていると思います。
糖尿病の予防・改善には運動することがとても大事なことです。
同じように認知症の予防・改善にも運動すること、手足を動かすことが一番大事がことになっています。
毎日、体操、散歩する習慣を身に付けることが糖尿病・認知症を予防する上でとても重要なことなのです。

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