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血圧の上昇をもたらすアンジオテンシン変換酵素(ACE)とは? [高血圧]

血圧を上昇させる物質として、体内の細胞膜に存在するアンジオテンシン変換酵素(ACE)という物質があります。
このアンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを抑制また阻害することで血圧上昇を防げるのですが。

実際高血圧で通院している方が処方されている薬の中に、
『アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬』として入っていると思います。

では僕たちが普段食べている食品の中に、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を抑制させる、また阻害する食品があるのでしょうか。
もちろんあります。それは納豆などの大豆類そして蕎麦(そば)です。

納豆に血圧を下げる働きがあることは、ラットを使った実験ですでに立証済みですが、
それが納豆に含まれているアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する物質によるものだと考えられています。

蕎麦の成分にもこのアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する物質があることも確認されています。

これらの食べ物を食べても急激に血圧が下降するといったことはなく、
高血圧の薬『アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬』よりもかなり穏やかな効き目になります。

高血圧で悩んでいる方は是非、日頃の食生活に納豆や蕎麦を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ただ一つ、納豆には大きな問題点があります。
高血圧の薬の中にワーファリンという、脳梗塞などの予防のため血液中の血栓をできにくくする、血栓を溶かす薬があります。

このワーファリンも高血圧の薬にはほとんど入っています。

納豆はこのワーファリンの効果をなくしてしまうのです。
もう少し詳しくいうと、納豆に多く含まれるビタミンKがワーファリンの働きを弱めてしまうのです。
このため高血圧の薬を飲んでいる方は納豆は食べない方が良い、ということになります。

血圧を下げる効果を期待して納豆を食べる人は、あくまでも高血圧の薬を飲んでいない人に限るということになります。

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