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血液サラサラ疲労回復に効果、タウリンとは? [高血圧]

栄養ドリンクの宣伝で良く見かける『タウリン1000mg配合』のタウリンとはいったい何でしょうか?
タウリンは血液をサラサラにし疲労を回復させる効果があるのは結構知っている人も多いと思います。

タウリンは別名アミノエチルスルホン酸というアミノ酸から合成される物質です。
人の体内の組織すべてに存在し、特に心臓に多く含まれています。
体重の0.1%に相当する量のタウリンを人は保有しています。
体重60kgの人で約60gのタウリンを保有している計算になります。

タウリンの働き としては、

・消化作用を助け、血液中の悪玉コレステロールを減少させ血液をサラサラにしてくれます。

・交感神経に影響を及ぼし血圧を正常に保つ働きがあり、血圧の上昇を抑制してくれます。

このことは高血圧の予防・改善に効果があり、動脈硬化の予防にも役立ちます。

この他にタウリンの働きとして、
肝臓や心臓の機能を強化する。
(お酒の飲みすぎに効果があります。)
体脂肪を燃焼させ、基礎代謝を上げる。
(ダイエットに効果があります。)
視力を正常に保つ働きがあり、目薬の成分にもなっています。

そこでタウリンを積極的に摂取することが高血圧の予防・改善のために重要になるのですが、

タウリンは体の中でも作られますがその量は少ないため、一日に必要な量を食品から積極的に摂取する必要があります。

一日に必要なタウリンの量は、最低でも500mgであるにもかかわらず、体内で作られるタウリンの量は、その10分の1にも満たないのです。
疲れているときなど1000mg以上のタウリンが必要になると考えられます。

一般的に一日の食事からタウリンを200~300mg摂取していますが、
タウリンが多く含まれるタコ・イカなどの魚介類を積極的に食べることによって残りを補う必要があると思います。

食材100g中に最低でもこのくらいは入っているであろうと思われるタウリンの量は、
タコ:800mg、イカ:700mg、カキ・ハマグリ:500mg、
アサリ:200mg、エビ:200mg、アジ:200mg、
ブリ:180mg、カツオ:160mg、サンマ・イワシ・サバ:150mg
食材の種類によって違いがありますが、最低の含有量の目安と思って頂けたら幸いです。

タウリンは過剰に摂取しても、余分な分は尿とともに体外に排出されてしまうので、副作用などの心配はありません。

追記 ほとんどの栄養ドリンクにはタウリンが1000mg以上配合されています。
栄養ドリンクを一本飲めば、タウリンの一日の必要量を得ることができます。
しかし、タウリンの摂取を栄養ドリンクにばかり頼っていると、体内でタウリンが作られなくなる、と唱える人もいます。
また栄養ドリンクにはタウリンの他に、多くの糖分もカフェインも含まれており、それゆえ疲労回復に即効性があり、気分的にも心地良い感じがします。
この作用は言い換えれば、麻薬に近いものであって、栄養ドリンクを常用することは中毒にもなりかねず、決して良いことだとは思えません。

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