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糖尿病の方は焼酎を飲んでも良いのか? [糖尿病予防]

近年言われている焼酎の健康効果というと、主に焼酎に含まれている『ウロキナーゼ』という酵素によるものです。

ウロキナーゼ』という酵素は、血液中の血栓を溶かしたり善玉コレステロールを増加させる働きがあるので、血液がサラサラになり動脈硬化を予防し如いては脳卒中や心筋梗塞の予防に効果を発揮します。
実際、脳梗塞や心筋梗塞の点滴治療として使われています。
また免疫機能を強化する働きもあります。

ではこういう健康効果があるからといって、糖尿病の方は焼酎を飲んでも良いのでしょうか?

ハッキリ言って、糖尿病の方が焼酎を飲むことは決して良いことではありません。

焼酎が他のお酒と比べて低カロリーだ、という人がいますが、それは間違っています。

アルコール1%当たりでみると
 焼酎25°約5.6kcal ビール約8.4kcal 日本酒約7.0kcal ワイン約5.8kcal
 と確かに焼酎はカロリーが低い。

しかし、これはあくまでアルコール1%当たりの数値です。
そもそも焼酎はアルコール度数が高いのです。
だからコップ一杯(約200ml)に換算すると
 焼酎25°約280kcal ビール約84kcal 日本酒約約210kcal ワイン約140kcal
となり、焼酎が一番カロリーが高いことになります。
焼酎25°をコップ1杯飲むということは、ご飯を一膳食べる以上のカロリーを摂取することになるのです。
(ご飯一膳のカロリーは約250kcalです。)

まあ、焼酎をストレートでそのまま飲む人もあまりいないと思いますが。
お湯で半分に割って飲んだとしても約140kcal摂取したことになります。
特に糖尿病を患っていて食事制限等をしている人がこのような余分なカロリーを摂って良い筈がありません。

良く糖尿病にかかっている人でも、医師から「ビール1杯程度ならOKだよ。」と言われる事もあるでしょう。
それはビールのアルコール度数が低いことから、他のお酒と比較して摂取カロリーが少なくて済むからです。
まさか糖尿病の方に「日本酒や焼酎1杯くらいは飲んでも大丈夫ですよ。」という医師は間違ってもおりません。

追記 一般的にアルコール1g当たり、カロリーは約7kcalと計算されます。

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