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夏の野菜 きゅうりの問題点

夏の野菜と言えば真っ先に出てくるのがきゅうりです。
僕んちでは夏になると毎日食卓に出てきます。
きゅうりを一本丸ごと味噌を付けて食べたり、薄く切り塩もみして食べたりしています。
現在はハウス栽培がメインなので一年中きゅうりを食べることができますが。

漢方ではきゅうりは体を冷やす食べ物として扱われています。
だから夏に食べるのが一番美味しく感じるのでしょうか。
なんか表面が濃い緑色をしているので、いかにも体に良い食べ物のような気がします。
しかし、1987年度版のギネスブックには、『きゅうりは世界一栄養のない野菜』として掲載されているそうです。
栄養がないというよりもカロリーが低いと言った方が正しいと思うのですが。

確かにきゅうりの約95%は水分ですので栄養的にはかなり低いのも事実です。
それでもきゅうりにはカリウムが約200mg入っているので高血圧の方には良い食べ物ということが言えるでしょう。
またその水分量の多さから利尿効果も期待できます。

きゅうりのカロリーは100g当たり14kcalと野菜の中ではもやしや白菜と並んで低い方なので、
ダイエットには最適の食材ということになります。
夏は食事の際にきゅうりを沢山食べ、その代りにご飯の量を少し減らせば、
間違いなくダイエットの効果が出ることでしょう。

しかし、きゅうりには困った問題があります
実はきゅうりの皮にはビタミンCを壊してしまう酵素アスコルビナーゼが含まれているのです。
アスコビナーゼはビタミンCを酸化させ壊してしまうのです。
摩り下ろしたりするとその働きが活性化します。
にんじんにもこのビタミンCを壊すアスコビナーゼが含まれていますので、
きゅうり同様他のビタミンCを含んだ食材と一緒に食べるときには注意が必要です。
にんじんを他の野菜と一緒にミキサーにかけて作るミックスジュースはビタミンCの摂取という点ではかなり問題があります。

しかしこのアスコビナーゼという酵素ですが、
熱に弱く、塩や酢によってその働きを弱めることができます。
きゅうりの塩揉みや酢の物はその点では理に適っている料理といえるでしょう。
また発酵させることによってもアスコビナーゼの働きを弱めることができますので、
きゅうりの漬物も良いでしょう。

僕みたいにきゅうりを生でボリボリと食べることは、本来あまり感心した食べ方ではないんですねえ。。
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