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食後の血糖値上昇を抑える水溶性食物繊維 [糖尿病予防]

食物繊維とは、人の消化酵素では消化されない(分解されない)食品成分の総称です。
総じて、食物繊維には食後の血糖値の急激な上昇を抑制する働きがあるといわれています。

しかし、食物繊維には『水溶性食物繊維』と『非水溶性食物繊維(不溶性食物繊維)』の2種類あり、
食後の血糖値の上昇を抑える効果があるのは、『水溶性食物繊維』の方なのです。

①水溶性食物繊維は水に溶け粘性がありますので、
胃から腸へ移動するのに時間がかかります。
またその粘性のために、腸が糖質を吸収するのにも時間がかかるようになります。

②もちろん水溶性食物繊維は消化酵素では消化(分解)されません。
腸内細菌の働きにより腸が吸収できるほどに分解されます。
それゆえに腸が吸収するまでに時間がかかります。

この2点において、水溶性食物繊維は食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれるのです。

水溶性食物繊維を多く含む食品としては、

にんにく3.7g ゴボウ2.7g 納豆2.3g 
なめこ1.1g  春菊1.1g  (食品100g当たり)
豆類、キノコ類に多く含まれています。

だいたい食物繊維を多く含む食品には、非水溶性食物繊維・水溶性食物繊維のどちらも含まれているのが普通です。

ただし、コンニャクや白滝のように、ほとんど非水溶性食物繊維しか含んでいない食品もあります。
これらの食品は便秘を解消する効果はありますが、
食後の血糖値の上昇を抑制する効果は期待できません。

また、サツマイモのような穀類は、水溶性食物繊維も多く含んでいますが、
糖質もまたそれ以上に多く含んでいるため、
食後の血糖値の上昇を考えた場合には、
なるべく避けた方が良い食品だと言えるでしょう。
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