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血糖値が高いと診断されたら:安易に医者にかからない [糖尿病予防]

健康診断等で血糖値が高めという検査結果を受ける人もいると思います。
「これは大変。」と病院に行き医師に相談するわけですが、
相談すると間違いなく薬を処方されるのではないでしょうか。
いわゆる血糖値を下げる薬を出されると思います。

確かに糖尿病は合併症として、失明する危険がある網膜症や腎症、神経障害を引き起こす怖い病気には違いありません。
しかし血糖値が高めだからといって安易に血糖値を下げる薬を飲むことにも危険があります。

血糖値を下げる薬には、逆に低血糖を招いてしまったり、体重が増加したりむくんだり、また肝臓障害をもたらしたりする副作用を引き起こす可能性があるからです。

基本的に空腹時の血糖値が126mg/dl以上で糖尿病と診断されますが、
2010年に糖尿病の診断基準が改定され、血液中のヘモグロビンの量も判断基準として用いられるようになると、
今まで糖尿病の疑いがあると診断されていた人でも糖尿病と判定されてしまうようになりました。
近年日本人の糖尿病患者数が急激に増加しているといわれるようになった一因にこの糖尿病の診断基準の改訂があります。

血糖値が高い、つまり血液中のブドウ糖の濃度が高くなる原因として、
・すい臓から分泌されるインスリンの量の低下
・細胞が血液中のブドウ糖をうまく取り込めない

大きくこの2点が考えられますが、
空腹時の血糖値が200mg/dl以上の重度の糖尿病でないかぎり、
この血糖値を高くしている要因は血糖値を下げる薬に頼らなくとも、
食事療法、運動療法だけで十分改善できると思います。

特に有酸素運動(歩行・ジョギング・水泳・軽いストレッチなど)を行うことによって、
半ば強制的に細胞は血液中のブドウ糖を取り込まざるおえなくなるので、
結果、血糖値はおのずから下がることになります。
運動するということは、血糖値を下げる薬を飲むのと同じ効果があるのです。
そして運動には血糖値を下げる薬のような副作用がありません。

血糖値が高めと言われ、安易に医者にかかり、副作用を気にしながら一生血糖値を下げる薬を飲むようにならないためにも、
まずは、肥満傾向の方は食事で改善し、運動不足の方はこれを機に毎日運動する習慣を身につけてはいかがでしょうか。
それでも次の検査で血糖値が高いという結果が出たなら、
その時初めて医者にかかっても遅くないと僕は思います。
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