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『高血圧予防・改善に牛乳は効果がない!』牛乳を考える(その2) 僕なりの考察 [牛乳を考える]

よくネットを見ていると、『高血圧予防・改善に牛乳を飲みましょう。』的なことを書いているサイトをみかけます。

はたして本当に牛乳は高血圧の予防・改善に効果があるのでしょうか?

牛乳が高血圧の予防・改善に効果がある理由として挙げているのが、

牛乳を飲むことによって多くのカルシウムを摂取することができるからというのです。

確かに牛乳には100g当たり約100mgのカルシウムが含まれています。
これは食品の中でもトップクラスです。

カルシウム不足になると、カルシウムを貯蔵している骨からカルシウムが血液中に溶け出し、そのカルシウムが血管壁にくっついて血管を硬くたり、血液の流れを悪くし、その結果高血圧の原因になったり動脈硬化を引き起こしたりするという考え方からきています。

しかし、この考え方自体正しいのでしょうか?

このことは違う角度からみると、カルシウムを摂取することは骨を丈夫にし、高血圧の予防にもつながるということを意味しています。

しかし、アメリカのエール大学の『カルシウム摂取量と骨折率の国際比較』では、カルシウム摂取量の多い国ほど骨折率が高いことが報告されました。

またハーバード大学では『カルシウム摂取量の多い国ほど骨粗鬆症になりやすい。』という研究結果が公表されています。

このカルシウム摂取量の多い国というのは、牛乳の消費量が多い国に当てはまります。

ノルウェー、スウェーデン、フィンランドは牛乳の消費量が一人当たり一日900mg以上と、日本人の約5倍にあたる牛乳を飲んでいます。そしてこの国々の骨折率は日本の約5倍なのです。

アメリカ人も日本人の2倍くらい牛乳を飲んでいます。そして骨折率も日本人の2倍くらい多いです。

骨粗鬆症も同じような割合になっています。

これが示すことは牛乳は骨を丈夫にしない、ということなのではないでしょうか。
少なくとも牛乳を必要以上に飲むと骨を弱くするということが言えると思います。

牛乳は確かにカルシウムを多く含んだ食品です。しかしそれと同時に動物性の高たんぱく質も多く含んでいます。この動物性の高たんぱく質が骨を弱くする原因ではないかと考えられています。

それと僕が牛乳が高血圧に効果がない理由として挙げるのが、牛乳に多く含まれている脂質です。

水分を除くと、牛乳の約30%が脂質です。大豆の脂質の量は牛乳の3分の1以下ですし、小魚にいたってはその10分の1です。牛乳はかなり脂質を多く含んだ食品なのです。

脂質=コレステロールであり、コレステロールが多いと血液がドロドロになり血液の流れが悪くなって高血圧の原因にもなります。

普通に考えてもコレステロールを多く含む食品が高血圧の予防・改善に効果があるとは思えません。

以上のことから、僕は牛乳は高血圧の予防・改善に効果はないと考えるのです。

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